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カテゴリ:日本酒
週末は黄砂が襲来してきたようで景色は霞んでいますし、花粉と黄砂の影響で鼻が
グスグスですわ。(泣) 昨夜は久しぶりにワインを飲んでいましたが、それは置いといて、先日飲んだ日本酒を 紹介します。 去年の秋に滋賀県東近江市にある永源寺へ紅葉を見に行った時に、たまたま近くで発見した こだわりの店主さんが営む酒屋で購入した滋賀の地酒、松の司、 初めて飲む蔵元になります。 正式名称はやたら長くて、 「冬期湛水不耕起栽培米使用酵母無添加木桶仕込み生酛純米生原酒」、 どういう事かというと、 冬期湛水不耕起栽培米・・・稲刈り後の田んぼに水を張ります。残った稲株は水温の上昇と ともに分解され、そこに生息する多くの糸ミミズの食料となります。農薬をまかない田んぼ にはそういった多くの微生物が生息することができ、それを食す小動物が増え、それを食べ に野鳥などが訪れるといったビオトープ的な役割も果たします。糸ミミズが増えることで それらのふんが栄養分となり、この農法を続けることで肥料をまかなくても立派なお米が育 つようになるといわれています。 生酛造り・・・18世紀末ごろに確立された日本酒古来の酒母の製法といわれています。 原材料は米・米麹・水のみで自然の力で乳酸菌を生成、蔵つき酵母菌を通常の造りの約2倍 の時をかけて力強い酵母を育てていきます。 木桶造り・・・ほとんどがステンレスやホーロータンクとなっている今日、古来の製法を 追求する上で倉庫の奥に眠っていた木桶に脚光があたりました。洗浄、補修をくりかえし 保温性に優れた容器は温度管理の難しさを改めて教えてくれるものとなりました。 (蔵元ブログより引用) 簡単に言うと、原料米も造り方も限りなく自然に近い昔ながらの造りということですね。 松の司 ふゆみず米 きもと純米生原酒(23BY) 産 地:滋賀県 酒 質:純米酒 日本酒度:+6 酸 度:1.9 アルコール度:18度 使用米:竜王町産山田錦 精米歩合:65% 購 入 店:大枡屋 購 入 日:平成24年10月 製造年月:平成24年4月 価 格:1575円(4合瓶) グラスに注ぐと、綺麗な琥珀色をしています。 一般に日本酒は炭などをいれて濾過して無色透明にしているそうですが、これは何もして いないので琥珀色をしています。 香りは若干甘い香りを感じますが、控えめです。 濃醇ながらも透明感のある、キリッとした味わい、 スタートは冷やで飲んでいましたが、徐々に温度が上がってきた方が味わい深さが広がり おいしいです。 また、造りの影響かもしれませんが、なんだか昔なつかしい味わいがしますね。 「松の司」初めての1本にはややマニアックな銘柄でしたが、好印象を持ちましたので 次は定番品を飲んでみたいです。 ブログにアップはしていませんが、一緒に購入した「喜楽長 無濾過生原酒 大吟醸」を 昨年飲んでいますが、何かが突出することがなく、全てにおいてバランスのとれた 美味しいお酒でした。 こちらの杜氏は以前「黒龍」にいらした家さんですが、 真面目な性格の家さんらしい、破たんの無い、上品な味わいとなっています。 滋賀のお酒にはあまり良い印象を持っていませんでしたが、間違っていたようです。 他の蔵元のお酒も飲んでみたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.11 20:26:58
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