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今日も仕事をしているソルト魂、先週末は福井方面へ行ってきました。
最初に向かった先は、県立美術館で開催中の「古代エジプト美術の世界展」、 世界屈指の古代エジプト美術コレクションをもつガンドゥール美術財団の全面協力のもと、 石碑やレリーフ、さまざまな副葬品に刻まれたヒエログリフや図像のデザインを読み解き、 そこに使われた素材や色から、魔術的な効用や意味を探ることができるように構成した 本展では、「ヒエログリフの魔術」「素材の魔術」「色の魔術」をキーワードに、 古代エジプト美術の魅力的で象徴的な特徴に焦点をあて、その魔術と神秘の扉を開く。 約150点に及ぶ出品作品はすべて日本初公開。 へぇ~、展示品はすべて日本初公開だったんですねって、 ブログを書きながら今頃知った訳ですが・・・、 古代エジプトと言えば、紀元前3000年とかの話しであり、 今から5000年も前のこと。 そんな頃に、文字があり、装飾品を作る技術があったという事に驚きを隠せませんし、 古代エジプト王朝の偉大さに、今更ながら感嘆いたしました。 展示品の中では、朽ちずに綺麗な状態で現存している木製の棺に描かれている画の 綺麗な発色ぐあいが素晴らしかったのですが、 それよりも、小さなワニやカバ、カエル、ネコ等の動物をモチーフにした装飾品の数々に、 心を惹かれました。 当時、人間は生まれ変わると信じられていて、 次の人生が幸せになるよう祈りをこめるのですが、 棺に入れる物には、身に着ける色んな装飾品があり、どれもが精密に作られていて、 その願いをこめるものが、色んな動物の形をしているのが興味深かったですね。 個人的に一番気に入ったのは、水晶で作られたネコのアミュレット、 ネコは他にもいい物があったので、ネコ好きな方にも喜んでもらえるのではないでしょうか。 展示品はどれも素晴らしいものであり、みなさんにもこの夏是非とも見ていただきたい 内容でありました。 次に向かったのは、越前市味真野地区、 猫寺として有名な御誕生寺の近くにある治左川の梅花藻(バイガモ)、 治左川は近くの民家の裏手から流れはじめる小さな川です。 一年を通して水温が低く、綺麗な水が湧いている所にしか群生しない可憐な梅花藻、 バイカモ(キンポウゲ科)[梅花藻] 梅に似た花が咲くのでこの名がある。 湧き水がしみ出しているところなど、 冷たくて清澄な流水中に生える多年草で、 水が汚れると途端に絶えてしまう環境指標植物。 茎は柔軟で細長く、流れに身を任せ下流になびく。 夏、葉腋から花茎を出し、水面上で白い5弁花を咲かせる。 流れの速いところでは水中で開花し、結実する。 種子のほか、茎の節から根を出して繁殖する。 花期:6-9月 治左川の水源と同じ地下水をくみ上げた井戸があり、福井県のおいしい水に認定されています。 梅花藻のほかにも、水のきれいなところに棲むトゲウオ科の淡水魚「トミヨ」が棲息、 トミヨは、体長5~6cmほどで水温の低い清水にしか棲めず、 この治左川が日本のトミヨが棲息する南限だと言われています。 トミヨが生きられる3つの条件、 17度以下の清流、 巣の材料になる梅花藻が咲いている、 エサになるヨコエビが棲んでいる、 が揃っている、貴重な清流「治左川」、 昔々、近くにある工場から流れ出る排水の件で揉めたらしいが・・・、 地元の方々の努力のお陰で守られているこの清流を守ることは並大抵ではないだろうが、 いつまでも綺麗なままであり続けてほしいと願う。 少し下ると、 更に川の雰囲気が良くなりますが、 この心安らぐ美しい小川の景観も、以前はコンクリート護岸だったそうで、 平成7年に地元の方々の熱意で自然な土手に復元されたそうです。 梅花藻が咲いているのはここまでの短い区間だけ、 ここから下流には、工場の排水が流れ込んでいるためバイカモは咲いていません。 もう終わりかけかと思われますが、今月一杯は咲いているでしょうから、 近くへ行った際には寄ってみてくださいね。 以上、地元の方々が清流を維持し、梅花藻とトミヨを守り続けている治左川の紹介でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.08.14 15:09:38
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