ソルト魂の酔いどれ釣行記

１１月１９日（木）19:50-20:05　小潮

先週から好調に釣れ出したシーバスですが、キャメイさんからこのようなメールが入り、

「土曜日夜出撃、潮回りは最高でしたがノーバイト、敵をとって下さい」との内容、

それではという事で、翌日曜の夜に出撃しました。

ポイントに到着すると潮は強～く上げている状態、１時間が過ぎるもアタリは皆無、

今度は上げ潮が緩くなり、じわ～と下げだした瞬間にゴツンと明確なシーバスからの

コンタクト、ただフッキングには至らず、更に30分が経過するもその後はバイトもなく

その日は終了となりました。

平日の夜は忙しくてなかなか行く機会がなく、ようやく訪れた木曜の夜、

潮回りは小潮ということで、今まで良い思いをした記憶があまりない潮でしたが、

とりあえず釣り場へ行き、潮の動きを見るだけでもという軽い気持ちでポイントへ

向かいました。

先行者は２名、

先ずは潮の動きを確かめるべくキャストをして、ルアーを引いてくるとほどよい抵抗を受け

これはいけるかもと思い、本命の立ち位置に入り、

いつものように扇状にルアーをキャストして探っていくと、

数投目にゴンッと重量感のあるバイトがあり、シーバスがヒットしました。

良型を予感させる力強い引きでしたが、直ぐにフックが外れてしまい、

残念ながらバラしてしまいました。

その後は下げ潮の流れがみるみる弱くなっていったので、残された時合いは短いと瞬時に

判断し、いつもならば扇状に細かく探っていきますが、この時は一番釣れる確率が高い

ピンポイントに狙いを絞り、

更にロッドの高さ・向きを微妙に変え、ルアーを巻くスピードにも変化をつけ、

表層から徐々に中層へと落としていったタイミングでグンという、

これまた重量感のあるバイトがあり、数秒間、根掛かりのようにピクリとも動かなかったので

ランカーであると確信し、慎重にやり取りをしますが、

しばらくはその重量感のある強い引きで、リールが巻けない状態が続き、

奴は下へ下へと潜り、更に下流から上流へと走り回ります。

水面へ浮いてエラあらいをしてくれれば、すぐに体力はなくなるのですが、

流石にこのサイズになると、幾つもの修羅場を抜けているだけあって、

こちらの都合のいいようには動かず、逆にこちらの嫌がることをやろうとします。

とりあえずは、常に一定のテンションを掛け続け、奴が弱るのを待ちますが、

先にこちらの体力が奪われ息が切れてくる始末（情けない）、

途中でお腹のフックが外れた感触がありましたが、奴が走った瞬間にロッドを根かし、

再びフッキングさせます。

そして４，５分が経ち、奴も疲れて水面へと浮いて姿を現しました。

優に80センチは超えているランカーシーバス、

手前に寄せてきて、ネットを手に取りランディング体制に入ったタイミングで、

奴は最後の力を振り絞り、手前のストラクチャーへと突っ込みます。

ロッドにはリーダーが擦れる感触が伝わってきて、ヤバイと思った瞬間にネットが手から

スルスルと抜け海へボッチャン、

（この時に奴に体力が残っていて、更に深く突っ込まれていたら間違いなくラインブレイク

していたでしょう。）

どうしようかと考え、

フローティングベストを着ているから、海に飛び込んで奴を掴んで水路を流され、

海に出た所で砂浜まで泳ぐかとも考えましたが、

暗い海は怖そうだし、だいたいかなづちなのでそれは出来んなと諦めましたが・・・、

そんな事が頭をよぎっていると、自分の様子を見ていた対岸の方が駆け足で寄ってきて、

救いの手を差し伸べて下さいました。

シーバスへのフッキングはしっかり掛かっていましたので、

先にネットを救出してもらい、続いて奴をランディングしていただき、

無事シーバスとネットの捕獲に成功しました。



これぞ晩秋シーバスというぶっといビッグワン、

家に持ち帰り変態身体測定をすると、





ジャスト９０センチのシーバスでした。

キャメイさん、師匠が敵をとってやりましたよ

釣具屋にて、ぶつ持ち写真です。



ロッド：ゼナック　プレジールＤＰ83　ベイウォーカー
リール：ダイワ　10セルテート2508ＲＨ
ライン：ラパラ　サフィックス　0.8号　16.8lb
　　　　リーダー　バリバス　VEPナイロンショックリーダー　4号　16lb
ルアー：ラッキークラフト　ビーフリーズ78S　伊良湖レインボー