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2009.10.09
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カテゴリ:現代社会

 競馬の勝ち馬は、シュミレーションで予測すると、かなりの確率で当たる。ほとんどの人は信じないけれど、難しいのは当てることではなく、ソフトをつくることにある。英国では、ギャンブルが自由なので、ソフト開発者も多い。日本では、競馬の勝ち馬を予測することはできないという前提で制度が確立しているから、予測可能ならば莫大な利益を上げることができる。予測ができない宝くじと、予測できる馬券の違いは大きい。 
 160億円を持ち逃げした競馬予測会社の英国人社長は、そういうローカル事情を察知して日本に乗り込んできたらしい。日本の競馬界は馬の能力の差が大きく、シュミレーション技術の効果が出やすい。全国で行われている公営競馬の数は多いから、薄利多買主義で儲けることができる。ダービー1レースだけを的確に予測することは難しくても、ほかのレースすべてをシュミレーションすれば、儲けられるレースが出てくる。これらのレースを蓄積していくと、総額160億円の儲けになる。 シュミレーションは欲張りすぎてはだめであり、薄く広くが鉄則だろう。
 人間が資料を読んで予測するには、明らかに限界がある。多くの競馬予想紙は、経験のある人間が最終判断を下している。人間がやると感情が入るから、正確な予測ができない。大型コンピューターならば、自動的に正確な予測を計算してくれる。それに従って、まんべんなく全国の馬券を購入すれば、馬の力量差の大きい日本の競馬は当てることができる。天候や体調などの要因で計算が狂わされることもあるけれど、広く薄くやれば一定の確率で儲けることができる。それを合わせると160億円の利益につながる。  
 この事件は競馬界に衝撃を与えるだろう。きちんと儲けを税務署に申請していれば、長期間にわたって儲けることもできた。こういう企業が生まれてくると、競馬新聞を購入していた人たちは離れていく。何兆円もの競馬市場を大型コンピューターで制することができるとわかると、馬券などを買う気がしなくなる。日本競馬界も対策に乗り出さないと、同じような事件が続出してくる。脱税しなければ、大儲けがバレルこともなかったのに。






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Last updated  2009.10.10 05:57:44
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