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2009.12.31
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カテゴリ:現代社会
 イエメンで行われる予定だったサッカーの日本代表戦が開催されるかが、未定になっている。イエメンは、航空機爆破未遂事件の容疑者が訓練を受けていた地であり、米空軍の報復爆撃が開始されると予想されている。イエメン政府が米軍の作戦を受け入れるかは、いまだ不明になっている。ミサイルや爆撃機による攻撃が行われると、アルカイーダによる反撃による内乱が勃発する危険がある。アメリカ側はすでに攻撃の準備を終えたというので、中東に緊迫感が漂っている。そんな危ない場所に、サッカーの日本代表を送り込んでよいかの判断に、日本協会も迷っている。
 イエメンはビンラディン一族の故郷であり、その影響力は強い。イエメン国民の支持は、政府よりもビンダディン側にあるから、厄介な問題を背負い込んだことになる。ビンラディンの排除は内戦の勃発を予感させる。イエメンは中東にありながら、石油に恵まれていない貧しい国になる。それゆえに、軍の装備や人員も不足している。到底、長期の内戦に耐えられない。また、一般国民はアメリカと果敢に戦うビンラディンの組織に同情的なので、どういう展開になるか予想がつかない。
 隣国は世界で最も豊かなサウジアラビアであり、イエメンは多くの出稼ぎ労働者を送り出している。サウジアラビア人たちも、ビンラディン一族を誇りに思っているから、この地域からアルカイーダの影響力を排除することは難しい。唯一の頼みは、アメリカ軍の軍事的支援になる。しかし、イラクやアフガニスタンで見られたように、一時的な勝利を得ても、イスラム地域で米軍頼みの安定や和平を達成することは難しい。イエメン政府がアルカイーダの訓練基地を黙認してきたのは、それなりのわけがある。
 サッカーの試合はスタジアムを厳重に警戒して行えば、それほどの危険はない。アルカイーダの標的はアメリカとその友軍なので、サッカー大会に手を出す可能性は低い。といっても、米軍の爆撃が開始されると、どんな危険な事態が起きるかは予測できない。いつ、どの程度の規模で爆撃を行うかも機密事項だから、日本政府も探知できない。ある程度の危険を覚悟して、イエメンに乗り込むしか方法はないけれど、その度胸が日本人にあるだろうか。





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Last updated  2009.12.31 09:27:28
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