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2010.07.04
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カテゴリ:サッカー
 マラドーナ流のサッカーは、気分を第一に考えるもので、戦術面の工夫はほとんどない。強豪イングランドを破ったドイツの速攻を計算しておけば、こういう形で戦うことはありえない。もちろん、過剰な自信家のマラドーナが戦術を守り第一に切り替えることはあり得ない。ドイツ側の厳しいマークにあったメッシは、前線で動きがとれずに、下がるケースが多くなった。攻撃の要のメッシが機能しなくては、アルゼンチンの得点力が激減する。テベスやイグアインも為す所なく終わっている。メッシに頼りきった戦術の甘さを批判されても仕方がない。
 アルゼンチン側に全然チャンスがなかったわけではない。欧州CLで優勝したインテルには、アルゼンチン人のレギュラーが4人もいる。しかし、DFサネッティも、MFカンビアッソも員数外に置かれて、代表に参戦できなかった。インテル優勝の原動力になったミリートも、本番ではほとんど使われずに終わっている。マラドーナ監督は、インテル式の守備重視サッカーを嫌っていたのかもしれない。守りにサネッティやカンビアッソがいれば、インテルの戦い方を吸収できたはずであり、これほどの惨敗を喫することもなかっただろう。
 スペインリーグで得点王のメッシは34点、イグアインは27得点している。二人で61点なのだから、綿密な攻撃戦術を練れば、アルゼンチンは大爆発していたはずである。しかし、メッシは決定力不足に悩み、本来の力を発揮できなかった。テベスやイグアインも部分的にしか活躍できていない。これでは、ドイツの運動量と速さに太刀打ちできない。それがわかった時には、どうにもならないほど大敗していた。
 バルセロナのメッシとアルゼンチンのメッシとでは何が違うのだろう。同じ人間なのに、まったく得点シーンに見放されていた。リーグ戦の疲れやプレッシャーが原因という見方もあるが、原因は攻守の中核になる選手の不在にあるだろう。スナイデルやビジャのような攻撃の起点をつくれる選手がいない。仕方がないので、メッシが下がってボールを受け、攻撃の起点になろうとした。しかし、この動きはドイツ側の計算済みであり、前戦とはほとんど結びつかないで終わった。メッシが悔しがるのも無理はないが、技術だけでは勝つことは難しい。分析と戦術と連携がないとアルゼンチンでも惨敗するという教訓だろう。





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Last updated  2010.07.04 19:33:03
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