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2010.07.28
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カテゴリ:モータースポーツ
 サッカー界の実力評価では、戦力的に見て、ブラジル1位とアルゼンチン2位は堅いところだろう。この二つの国に匹敵する戦力を持つ国は存在しない。それでも、あっさりと敗北するのがサッカーという競技の厳しさになる。強い戦力を持っていても、それを生かせる戦術や作戦が機能しないと、まともに戦うことさえできない現実がある。われわれは、その事実を南アで痛感させられている。
 ブラジルのドゥンガ監督が解任されたのは、当然だろう。ブラジルらしい華やかな動きが消えていたことは事実であり、それが守備重視の配置と作戦によるものであることははっきりしている。責任を取らせるのは、カカやファビアーノではなく、指揮官そのものになる。
 アルゼンチン敗北の責任追及は難しい。守備が弱いといっても、最初から守備重視の配置や戦術を目指していない。インテルでチャンピオンズリーグを制したサネティやカンビアッソなどは、代表チームに呼ばれてすらいない。ほとんど無防御で、ドイツのカウンター攻撃に撃破されてしまった。この原因を分析して、適切な対策を取れる知恵のある指揮官をアルゼンチンは求めている。
 それに対して、マラドーナはサッカーを好きなようにやらせてくれと言うばかりなので、話し合いが進展しない。アルゼンチン協会は、一定の枠をはめたうえで、マラドーナの継投を狙っていたけれど、規制できないのであれば辞めさせるしかないと判断したらしい。もともと人材は豊富なのだから。
 ドゥンガにもこだわりがあり、マラドーナにもこだわりがある。しかし、サッカーの歴史は、勝者だけが評価され、敗者は一顧だにされない。メッシがどうして機能しなかったのかを論議してもはじまらない。他の国はメッシを抑えるために、万全の対策を準備していた。それを乗り越えるだけの戦術をマラドーナがとれなかったから、メッシは得点できず、アルゼンチンは敗北するしかなかった。ドイツとの戦いは、それほど過酷なものであり、甘い見込みと戦術で乗り切れるものではなかった。それを認識できずに、自分好みのコーチ陣の人選を主張するマラドーナは、アルゼンチンに無用の存在になってしまった。





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Last updated  2010.07.28 09:29:42
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