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萬華鏡-まんげきょう-

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2004年12月07日
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カテゴリ:読書

今日から「子午線の祀り」2回目の読書に入りました。
いえ、1回目がやや理解できてない部分が多少・・いや結構あったので(爆)
ああ、脳みそ柔らかいうちに、ちゃんと勉強しときゃよかったよ~(ノ-o-)ノ ・・・●爆

少し平家物語の知識を(ほんのちょっと)入れて、子午線の祀りを読み始めると、かなり面白いです。
「面白い・・」と言えるまでに結構かかっちゃったな( ̄▽ ̄:) 遅っ!12月だっちゅうにっ

メールを頂いたお友達でも結構難儀しているとか。
よかった・・・あめみこだけじゃなくて(ほっ・・・)
お互い頑張りましょう~
お~っq(^-^*q)(p*^-^)p




で、子午線の祀り。
あらすじをちょっと・・。
知りたくない方は読まないように~( ̄∀ ̄)
内容は結構割愛してます。詳しい方からすると、突っ込みどころもあろうかと思いますが、ご容赦ください~





今年の冬、「子午線の祀り」で野村萬斎氏が演じる平知盛(とももり)は清盛の四男。
壇ノ浦の戦いの頃は33~34歳。
智将と呼ばれ平家屈指の頭脳派。
船戦に長けていて、大将軍として平氏を率いて源氏軍を翻弄したんですね。
木下順二著書「子午線の祀り」の中で阿波民部重能(あわのみんぶしげよし)という人に「初めてお目にかかったときは、美しい青年であった・・」と称されてます。
これは作者の虚構なのかもしれませんが、他にも有名な平敦盛といい、維盛(これもり)といい、平氏は案外美男は多かったのかな?(萬斎さん、またも美男の役ねっ!いいわ~)
美男に限らず美女であれば、いつの時代でも注目を浴びる。
羨ましい(笑)

木下順二著「子午線の祀り」では、平家物語「巻九」からのお話が描かれています。いわゆるもう平家滅亡が目前にまで差し掛かった、あの有名な壇ノ浦の戦いに臨むまでのお話です。

この子午線の祀りを理解するには、どうやら後半の源氏の戦いをインプットしておけばいいらしい。

一の谷の戦い→屋島の戦い→壇ノ浦の戦い(間の細かい戦いは端折ります)

一の谷も屋島も義経のゲリラ攻撃(奇襲戦)によって平氏は敗北してしまいます。

「子午線の祀り」冒頭から知盛はヘロヘロです(-ω-;)

一の谷の奇襲攻撃を受けただけでなく、最愛の息子武蔵の守知章(ともあきら)も船へ戻る途中に源氏に襲われ、失ってしまったから・・・。

それも、源氏の兵士が知盛に斬りかかって来たところを、息子知章が間に入って父を守り、代わりに斬られてしまったんですね(TдT)
まだ16歳くらいだったのに・・・

源氏軍に息子の首を落とされる(必ず殺した後も斬首して持ち帰った)のを、止む無く見捨て自分だけ船に逃げ帰ってきたことを後悔し、またそんな己を浅ましいと嘆くんですね。

「よう命は惜しいもので候ひける」

知盛が息子の討ち死にする姿を背に、船に逃げ帰った後、兄である宗盛(むねもり)の前で泣きながら言った台詞。
「何とまあ自分の命というものは、よくよく惜しいものであった・・・」という意味ですね。

知盛は平氏軍の大将軍です。
平家が戦に勝って存続していくためには、知盛の指揮が必要です。息子が身を挺して父を守ったその気持ちをみすみす無駄にするわけにはいかなかった
ってわけですよね。

子どもを見捨ててその場を去る、親の気持ちを考えると苦しいですね。
もしかしたら知盛にとって、そのまま逃げることは、息子と一緒に討ち死にをするよりも辛い選択だったのかもしれません。

宗盛の船に息子を失ったばかりの知盛が一人、戻ってくると、船は兵士で溢れています。馬を一緒に乗り入れることは出来ない。
馬を手放せば源氏(敵)の手に渡る可能性もあり、本来であれば、その馬が敵の手に渡ることを嫌い射殺してしまうはずが、
「生きられるものを、むざむざと殺す必要はない。この馬も自分のために充分に働いてくれたのだから」
とそのまま汀に追い返すんですね。

さて知盛のここからの苦悩が壮絶です。

だって、兄大臣宗盛は平家軍の総大将でありながら、
判断力ゼロ。(ゼロは可哀相か?)いや、超情けない(*ーー*)のですもの。
全く「戦う気力」も落ちてしまい、戦略会議においても死んだもののことしか口にしない。

宗盛「知盛の意見を聞こう( ̄▽ ̄:) 」

そんな兄総大将に知盛もホトホト呆れているんですね(ノ-o-)ノ ・・・●爆

そんなわけで他の人間も総大将の宗盛のことは頼りにしていない。

さて、ここから阿波民部重能(あわのみんぶしげよし)という後々平家の運命を握る男が本格的に登場してきます。この人間は誰かというと、清盛が生きていた頃より腹心として仕えてきた四国の大豪族です。

つづく・・・(っていうか、このペースで19日まで間に合うのか?!Σ(・∇・))



見直してみたら直したくなる箇所がいっぱいあった( ̄▽ ̄:) チラチラ直すたびに「新着日記」扱いになるかもしれません・・
お許しを~ε=ε=ε=ε=ε=┏( ̄ー ̄)┛






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最終更新日  2004年12月11日 22時04分00秒
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