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2022.08.07
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全8件 (8件中 1-8件目) 1 特別支援教育
カテゴリ:特別支援教育
NHKのラストメッセージでも放送された糸賀一雄(「知的障害者福祉の父」といわれる 1914~1968 )について私は次の点に注目してきた。
1、「人間」という抽象概念ではなく、個性ある「この子」として、誰とも取り替えることのできない個性的な自己実現の主体として「発達保障」という考え方を強調したこと。 2、本来一人ひとりが光り輝く存在であり、「障害」を抱えた人も分けへだてなく共に生きることのできる社会こそ「豊かな社会」であると主張したこと。 ラストメッセージの視聴を機に読むことになった『この子らを世の光に』~糸賀一雄の思想と生涯~(NHK出版)の紹介を続けてきたが、このたびは一応のまとめとしたい。 糸賀は、福祉の思想そのものについてこう述べている。 「福祉の実現は、その根底に、福祉の思想を持っている。実現の過程でその思想は常に吟味される。どうしてこのような考え方ではいけないのかという点を反省させる。福祉の思想は行動的な実践のなかで、常に吟味され、育つのである。」(196頁) 「(・・・)社会福祉といっても、社会という集団が全体として『福祉的』でありさえすればよいというのではない。つまり、社会が豊かであり、富んでいさえすれば、そのなかに生きている個人の一人ひとりは貧しくて苦しんでいるものがいてもかまわないというのではない。社会福祉というのは、社会の福祉の単なる総量をいうのではなくて、そのなかでの個人の福祉が保障される姿を指すのである。」(197頁) ちなみにJSミルは次のような見解を述べている。「ナザレのイエスの黄金律の中に、われわれは功利主義的倫理の完全な精神を読み取る。おのれの欲するところを人にほどこし、おのれのごとく隣人を愛せよというのは、功利主義的道徳の思想的極地である。この理想に近づく手段として、功利はこのように命ずるであろう。(・・・)」 「第一に、法律と社会の仕組みが各人の幸福や利益を、できるだけ全体の利益と調和するように組み立てられること。 第二に、教育と世論が、人間の性格に対して持つ絶大な力を利用して、各個人に、自分自身の幸福と社会全体の善とは切っても切れない関係があると思わせるようにすること。」(198頁) 「私の仰ぎ見るすべての人たちの考え方は、人と共感するよろこびとか、他人のためひろく人類全体のためにということを人生の目的にする気持ちこそ、もっとも偉大なそしてもっとも確実な幸福の源である、というところにあった。」(199頁) これ(上記JSミルの思想)は晩年の糸賀思想とまったく重なる。(・・・) 私(著者)の印象を述べれば、「発達保障の考え方」を中心とした糸賀の福祉思想は、ソーシャル・ポリシーやソーシャル・ワークの欧米諸国の権威ある理論家によるものよりも、はるかに平易であり、かつ哲学的にはより深いものである。 (200頁) 糸賀一雄の福祉思想は、(・・・)福祉サービスを利用する人間の尊厳をふまえ、その基本的人権を尊重し、その自立生活を支援するために、適切なサービスを提供すると同時に、人々の意識変革を図り、条件整備など周囲の環境をととのえ、社会全体をより人間的なものに変革しようとする考えである。(203頁) 特に糸賀の「この子らを世の光に」という理念は(・・・)21世紀の福祉社会を担ってもらう日本の若い世代に伝承していく、そして世界の人々にも伝えていく国際的に価値ある人類的な福祉遺産としての値打ちが立派にあると確信する。(203頁) 〔コメント〕 われわれは、哲学や思想を近代以降は欧米諸国から、古くは中国などから輸入してきたが、ともすれば「流行」に右往左往しながら一種の「文化的教養」として要領よく吸収しようとしてきた面がある。 しかし、糸賀の場合そうではない。その「哲学」「思想」は、あくまで現実と格闘しながら形成された「実践思想」だった。そして、そのような実践(現実と格闘しつつそれを変革する思想的展望を見出していく営み)こそ、彼の人生そのものだったと言える。 糸賀の生涯は54年で終わったが、彼自身次のように述べている。「一秒とか一日とかいう時間の観念を、どれだけ濃縮して、その人その人の心理的時間に変化させるかが、人生を長くも短くもすることになるのではあるまいか」と。その点、「いつでも、どんなときでも精一杯の自分を生きることにきびしくつとめた(房夫人の言葉)」という彼の人生は限りなく充実した生であったといえるだろう。 このような糸賀の生涯、そして「この子らを世の光に」・「発達保障」を軸とする彼の思想に学びつつ、その理念と実践を発展させることが、福祉・教育の分野にとどまらず「この社会を担う一個人」にとって求められているのではないだろうか。 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに (yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。) ![]() ↑ よろしければ投票していただけますか (一日でワンクリックが有効です)
2008.09.09
カテゴリ:特別支援教育
『この子らを世の光に』(NHK出版)の引用・紹介を続ける。
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2019.03.30 09:32:41
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2008.09.02
カテゴリ:特別支援教育
『この子らを世の光に』-糸賀一雄の思想と生涯-(NHK出版)の引用・紹介を続ける。
〔糸賀一雄とは戦後から1960年代にかけて「知的障害者」の施設である近江学園などを建設・経営した人物。「本来一人ひとりが光り輝く存在であり、“障害”を抱えた人たちも分けへだてなく共に生きることのできる社会こそが“豊かな社会”であること」を確信しつつ実践した〕 このたびは、糸賀一雄の実践の土台にあったと思われる宗教哲学を中心に紹介したい。 周知のとおり、糸賀一雄の思想形成にとってキリスト教の影響は絶大であった。(・・・)糸賀一雄は青少年時代にキリスト教に帰依し、おそらく死に至るまで真のキリスト教徒としての人生を貫いたことは想像に難くない。(136頁)・・・ 近江学園創設から間がない1950年に糸賀は自らの信条を次のように述べている。「私たちの生涯はたとえ小さくても愛の業を実証して、少なくとも私たちの属している社会や家庭の中にささやかな平和を実現したいと願うのであります」(136頁) ※ 糸賀の(京都大学)卒業論文より 神学と宗教哲学について各々その特色を分析して、ヘーゲル等のドイツ観念論を援用しつつ、両者の関連について述べている。「神学と宗教哲学とは、等しく、“反省”を契機とする意味において互いに関連しながら、その反省の意味の相違によって、各々に特有なる任務が定められたのである」 神学と宗教哲学を対立的にではなく、(・・・)神学→宗教哲学へと信仰の具体化・自覚化・反省化の中でとらえている。 一方の神学は「信仰体験の無邪気なる自己理解」(・・・)であり、他方の宗教哲学は「宗教体験の反省的自己理解」(・・・)である、としている。 (141頁) また、糸賀は「自己と他者の共同(まじわり)が人格の本質であること、又かかる共同を成立せしむるものが“愛”に外ならない」として「救われし生は神のアガペに生きる生であり(・・・)道徳もこれによって初めて確立されるであろう」と第二論文を結んでいる。 (さらに)糸賀は近江学園設立後に、たびたび愛について論じている(・・・) 「愛とは何ぞやを知ることは、愛の実践と区別されなければならない。エロスを論じアガペの愛を論じても、そのことは愛そのものではないことをしかと知るべきである。一人の問題の子供のために肝胆を砕いて悩み、彼とともに泣いて立ち上がるときに、その純粋さの中に愛が実践されているのである」(142頁) 糸賀はこれまでのキリスト教研究(神学)と宗教哲学の知見の全てを卒業論文に結集させたのであるが、このことは糸賀の内面に彼を単なるキリスト教の信者ないし信仰の人としてではなく、愛と希望を持つ不屈な宗教哲学者としての人生の旅立ちを保障することになるのである。(146頁) (コメントおよび「紹介」の続き) 上記のように、糸賀の出発点に宗教哲学があったことは明らかであるが、ここで注意しなければならないことは、「糸賀の福祉思想が通常考えられているように、キリスト教の隣人愛を知的障害児の教育と福祉へ直接的に適用したもの(・・・)と必ずしもいえないこと」(137頁)だ。 というのは、「糸賀は宗教哲学を背骨としつつも福祉実践家あるいは実践的思想家として、現場との切り結びによってさまざまな発見、いわゆる“気づき”をしつつ、新たな理念を創造し、強固な思想を形成してきたから」である。 確かに、糸賀の近江学園は「医学」や「心理学」というよりも「哲学」(または宗教哲学)を背景に実践が展開されていた。だが、それはまさに旺盛な実践の中で鍛えられていった「生きた哲学」であり、宗教哲学を越えた各分野(ヘーゲル - マルクス主義等)をも包括して構成されているのである。 次回はそのことを中心に述べてみたい。 続く 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに (yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。) ![]() ↑ よろしければ投票していただけますか (一日でワンクリックが有効です)
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2019.03.30 09:31:54
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2008.08.24
カテゴリ:特別支援教育
『この子らを世の光に』(NHK出版)の紹介・引用を続ける。 続く
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2019.03.30 09:11:10
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2008.08.15
カテゴリ:特別支援教育
NHKスペシャル「ラストメッセージ」最終回「この子らを世の光に」は、糸賀一雄、池田太郎、田村一二らを主人公としたドキュメントだった。「“障害者”も“健常者”もともに生きていける社会こそが豊かな社会だ」という信念のもと、強い意志を持って実践し続けた三人の生涯から学べることは大きい。
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2021.04.24 23:00:27
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2008.01.05
カテゴリ:特別支援教育
NHKスペシャル「ラストメッセージ」最終回「この子らを世の光に」は、糸賀一雄、池田太郎、田村一二らを主人公としたドキュメントだった。「“障害者”も“健常者”もともに生きていける社会こそが豊かな社会だ」という信念のもと、強い意志を持って実践し続けた三人の生涯から学びつつ現代の「特別支援教育」について思うところを述べたい。
○支援の必要な個人への教育(場合によっては保護・訓練) まず、障碍(しょうがい)児福祉教育を閉じたものにしないこと、「あらゆる個人が持っている人格発達の権利」を保障することの大切さを強調したい。(碍…妨げになるものの意味) 現在推進されつつある特別支援教育には発達障碍もその対象として含まれるということであるが、障碍児に限らず支援の必要な子どもや個人は多様に存在する。例えば不登校児、幼児虐待を受けてきた子ども、「いじめ」などで追い詰められている子ども、精神的重圧や発達障碍の二次障碍としても出現する「うつ」や「統合失調」の子ども、さらには近年急増している「薬物依存症」になってしまった青少年等々である。 鳥取県東部に設立された薬物依存症の回復施設「鳥取ダルク」によれば、鳥取県東部に出回っている覚せい剤の量は月々2キログラム。これは延べ人数にして2万人分(仮に依存症の一人が月々0.1グラムの覚せい剤を20錠服用していると計算しても1000人分)であるという。そして、そのような「依存症の増加・低年齢化」の背景には余裕を失った親たち(家庭環境)等の深刻にして複雑な問題がある。 以上のような実態を踏まえ、「支援教育」が目指していくネットワーク作りは、児童・青少年をはじめ多様に存在する「支援の必要な人々」を視野に入れる必要があるだろう。 ○ネットワーク形成の展望と条件整備 一般的に言うと「地域」がネットワーク形成において重要なポイントとなる。根本的には「共生思想」をもとに地域(地域のネットワーク)をどのように作っていくか、ということが課題となろう。 ※NPO等の団体の活動 鳥取県東部で活動するNPO岩美自然学校は、児童生徒を対象とする自然体験などを中心に活動している団体であるが、何年間にもわたって不登校生徒を対象とする体験教室〔チャレンジ教室〕を実施してきた。前任校で関わった生徒の一人は、学校に行けず苦しんでいた中学時代に岩美自然学校の「チャレンジ教室」を体験している。彼女は、同じように不登校で苦しむ仲間とともにこの教室に参加したのであるが、「(特に)岩美町外から参加していた仲間が短期間で見る見る元気になっていった姿がとても印象的だった、」と語っている。 岩美自然学校のホームページを見ると、プログラムの中に「ポニーと触れ合う体験」が組み込まれており、別のNPOである「ハーモニーカレッジ」と連携していることがわかる。逆に、ハーモニーカレッジのプログラムの中には岩美町熊井浜での自然体験がある。(湖山で活躍している「ぼちぼち」も今年度不登校生徒を受け入れているが、やはり、NPO相互の協力・連携を行っているようである。) このような、集団での自然体験や農作業、動物との触れ合いなどは「不登校生」だけでなく「発達障碍」等の子どもたちにも有意義ではないかと思われる。したがって、「教育(あるいは福祉)NPOの活動をいかにして無理のない形で拡大・発展させていくか」について、NPO事務局に対する行政の一層手厚い支援も含めて具体的に検討していくことが大切である。 (教育問題や哲学・思想に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています) ![]() ↑ よろしければ投票していただけますか (一日でワンクリックが有効です)
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2019.03.30 00:41:28
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2008.01.04
カテゴリ:特別支援教育
NHKスペシャル「ラストメッセージ」最終回「この子らを世の光に」は、糸賀一雄、池田太郎、田村一二らを主人公としたドキュメントだった。「“障害者”も“健常者”もともに生きていける社会こそが豊かな社会だ」という信念のもと、強い意志を持って実践し続けた三人の生涯から何を学ぶべきだろうか。
糸賀らの先進的な営みにも大きな刺激を受けながら、戦後の「障害児教育」は日本国憲法の「すべて国民はその能力に応じて等しく教育を受ける権利を有する」という条文の解釈変更を行いながら、「支援すべき対象」をひろげ「特別支援教育」へと発展してきた。 現在、さまざまな施設・団体を拠点にしつつ、「支援教育」のネットワークを作っていくこと、必要な支援の条件を作っていくことが重要な課題となるが、その実現のために大切なことはなんであろうか。一番大切なものが「目の前の現実から出発して行動しよう!」という強い意志であることは、糸賀一雄らの生涯を見れば明らかであろう。 一言でいえば糸賀の哲学は行動の哲学であった。無いものは皆と協力して創る=起業の精神をもとに、法制化に先立ってさまざまな取り組み〔近江学園(保護・教育・医療)、びわこ学園(重症児の発達保障)、地域づくり=中小企業家と読書会、信楽(池田太郎)、茗荷村(田村一二)など〕を展開した。片山前鳥取県知事の「現場主義」や「鳥取県を北欧のような地域に」という言葉も思い起こされるが、人口最小県においても「現実から出発して課題を実現していく」意図を明確にし、行動・挑戦することで全国に発信しうるような取り組みが可能となる。 (そのような取り組みを通じて、「支援を必要とする諸個人」をとりまく「一般の人々」の意識がどのように変わっていくのか、ということも重要な問題となる。その際、糸賀らの先進的な取り組みで周囲の人々の意識が変わっていった事実は、貴重な教訓となろう。) ○ネットワーク形成(課題の実現)に関する歴史的条件 ただ、現在においては糸賀の時代ではなかったような客観的な条件があることも確認しておきたい。今は、いかに保守的な政治家であっても「障碍者への支援」や「特別支援教育の条件整備」を進めていくことは「枯れ木に水をやるようなもので不要だ」といった発言を(公的に)するものは一人もいない。 その背景には、近代に原則が確立された「人権思想」の発展・具体化がある。すなわち18世紀の時点では実質的に「成人(白人)の男性」にしか保障されていなかった「人権」が、多くの人々や国連などの活動を背景に、有色人種、先住民、女性、児童、障碍者へと拡大し、「実質的に保障されるべきものだ」という合意が形成されてきたこと、その意味では「支援の必要なものにより厚く」といった条件整備がしっかりと前進しうる歴史的な流れがある、ということが確認できるであろう。 より恵まれた状況の中で、先人の「メッセージ」をどのように受け止め実践していくか、それがわれわれの課題であろう。 (教育問題や哲学・思想に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています) ![]() ↑ よろしければ投票していただけますか (一日でワンクリックが有効です)
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2008.01.03
カテゴリ:特別支援教育
NHKのスペシャル『ラストメッセージ』(2007年3月放映)に映し出された糸賀一雄、田村一二、池田太郎の実践は、真に「豊かな社会」とはどのような社会なのか、そして「豊かな社会」を実現していくために必要なこと(姿勢)は何なのか、ということについて深く考えさせ、強く示唆を与えるものであった。
特に注目に値する言葉・思想としては、1、「『人間』という抽象概念ではなく、生きた生命、個性のある『この子』として目の前にいる子どもたちをとらえ、だれとも取り替えることもできない個性的な自己実現の主体として『発達保障』という考え方を強調したこと、」2、「発達には『這い、立ち、歩く』といった縦の発達だけでなく横の発達があるということ、」3、「本来一人ひとりが光り輝く存在であり、障碍を抱えた人たちも分けへだてなく共に生きることのできる社会こそが『豊かな社会』であること、」などがある。 とりわけ3の思想、そして「この子らを世の光に」という言葉は、「近江学園」「あざみ寮」「第二琵琶湖学園」「茗荷村」など、目の前の現実から出発して次々に実践を重ねていった三人が常に自らに言い聞かせ、未来に託した言葉であった。 彼らの先進的な取り組みにも大きな影響を受けながら、歴史は「ともに生きる社会の創造」という方向に進んでいった。その過程でさまざまな思想・言葉が生み出された。〔リハビリテーション(回復・復権)、ノーマライゼーション(常態化)、インテグレーション(統合化…これは「本流に入れる」という発想)、インクルージョン(包摂化…適切な支援を行いながら一緒にする、「本流はない、みんな違う」という発想)、エンパワーメント(潜在力の発揮)〕 そして、現在「特別支援教育(支援教育)」の充実という方向で彼らの理想は具体化されつつある。「先人の取り組みから作り出されていった実践と歴史」の意義を私たちはあらためて確認する必要があるだろう。 (教育問題や哲学・思想に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています) ![]() ↑ よろしければ投票していただけますか (一日でワンクリックが有効です)
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2019.03.30 00:40:18
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