3月のファラダ
土手は緑の海。桜のつぼみもぐんぐん大きくなっていますね。おはなしファラダ3月のおはなし会おはなしねぎをうえた人朝鮮民話選金素雲 編岩波少年文庫うさぎとひきのもち争い子どもに語る日本の昔話 3こぐま社死人の恩返し子どもに語るイタリアの昔話 こぐま社絵本およめにいった三人のむすめマブリナ 絵ブラートフ 再話宮川やすえ 訳岩崎書店ライオンのしごと竹田津実 作あべ弘士 絵偕成社おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたりたくさんのふしぎ 2010年2月号福音館書店数は少ないですが、とても充実したおはなし会でした。「ねぎをうえた人」約7分 中学年よりすごく面白いです。読むよりお話を聞くほうが数倍楽しめるお話の一つです。昔人は他の人が牛に見えてしまうことがあり、間違えて食べてしまうことがあった。え~!!?何と恐ろしい!でも大丈夫。ネギを食べると人が牛に見えることはなくなります(^^;お話を聞いて、覚えたくなっちゃいました!「うさぎとひきのもち争い」幼い子から。このところファラダではこのお話がヒット中。毎回どなたかが覚えてきて語っています。どなたが語っても、それぞれ面白く聞くことができます。これぞお話の良いところ。何度聞いても飽きません。「死人の恩返し」Topazが語りました。約15分。高学年から。とてもドラマチックなお話。ドキドキハラハラ、そしてホッ。もちろんハッピーエンドです。何カ月も覚えようと思ってコピーを持って歩いていましたが、今回、ギュギュッと2日で仕上げました。要は集中力の問題でしたね(^^;「およめにいった三人のむすめ」ロシアのおはなし。絵がとても美しく、ストーリーもシンプル。遠目もきくので読み聞かせにはぴったりかも。「ライオンのしごと」タンザニアが舞台です。おなじみあべさんの絵がユニークです。どうしてライオンは他の動物を食べるのか。弱肉協力の裏テーマが見えてきます。絵本の中で、モンゴルのおじいさんが「オオカミは羊を食べるが、実は、オオカミは羊の守り神なのだ」と語るのが印象的。「おじいちゃんのカラクリ江戸ものがたり」Topazが読みました。江戸庶民の生活や江戸時代の文化が、美しい木版画でていねいに描かれています。江戸弁が楽しくて、長いお話もついつい引き込まれます。この絵本、販売中止になってしまいました。詳しくは福音館のページで。私は個人的にとても良い絵本だと思いますので、ファラダで仲間にも一緒に考えてほしいと思い、読みました。福音館の対処は、仕方ないのかもしれませんが残念です。来年度、個人的な都合によりファラダをお休みすることになりました。一回り大きく成長して戻ることを約束してきました。ファラダの皆さんお世話になりました。勉強会はお休みしても、お話を覚えるのは続けますし、どこかで語り続けると思います。小学校の読み語りは続ける予定です。