ベン・マイケルセン作品
ベン・マイケルセンの作品を2点紹介します。スピリットベアにふれた島 人はだれでも心の内に怒りをかかえている。そのせいで人を傷つけてしまうこともある。15歳の少年コールが気づいた時には、誰も彼の言葉を信じてくれなかった。彼のことを愛している者など誰もいないと思った。クラスメイトにひどいケガを負わせたコールを待つのは、裁判だった。そこから逃れたくてすがりついた先は…。 「ジャスティスサークル」の事は以前何かで読んだことがある。自分を変えたい、真摯にそう望むならサークルは開かれる。どんな人も、サークルの一部でありすべてなのだから。ピーティ 実際にあったことを基に書かれているそうです。衝撃です。切なくて苦しいです。そして最後には心が温かくなります。 生まれながらの脳性麻痺で身体が思うように動かず意思を伝えることができない。たくさんのことを感じ、考え、言いたいのに、それができない。周りの人はみな、彼を「何も考えていない/感じていない」ただの肉体と考えていた。ほんの100年前のこと。でもその頃はそうした悲劇がたくさん起きていたという。彼の知能を感じ取ってくれる介護者が、現れては去っていく。単調な毎日を、ただただ受け入れるしかない。けれど、素敵な出会いが待っていた…!