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カテゴリ:ルターの言語世界
記事のせいで私(30年以上前)も野沢直子(2024/5/16)さんも「非人情」「人でなし」にされてしまいましたよ。
少なくとも野沢直子さんには謝罪してください。 誤解を招くようなtweet(post)をしたのは、be編集部ですよ。 ~~~~~~~~~~~ たまたま、東京に先週行って、朝日新聞を購読している母のところで5月16日の「朝日新聞be」の当該記事を読んだ。 前半を読んで、野沢直子さんはヒドイこと書くなぁと誤解してしまった。 後半を読み進めて、相談者をうまく誘導する文章になっていて「さすが、野沢直子さんだ!」と思った。 そして今日、このtweet(post)を見つけて、ビックリしたんですよ! 前半の「譲歩」部分だけを引用するってどういうことですか! ありえない! 2)に引用したように村本大輔さんまで誤解してしまったではないですか! ~~~~~~~~~~~~ 「ちら見せbe」のtweet(post)は削除&謝罪すべきです。 「譲歩+主張」の前半の「譲歩」だけを切り抜くことが、いかに罪深いか、 社内でシェア&再発防止に努めるよう求めます! 野沢さんの真意が伝わらない切り抜きは誤解と分断とあおる結果になっている。 私が昔、されたのと同じことをしている! ~~~~~~~~~ 1)朝日新聞be編集部@be_on_Saturdayさんのtweet(post):5月16日 https://x.com/be_on_Saturday/status/1791014749037371750 (画像も引用) ちら見せbe ![]() 一味違うなあ。 土曜日に読んでください。 #朝日新聞 #be #人生相談 #野沢直子 #アメリカ #ロシア #ガザ 2)村本大輔@WRHMURAMOTOさんのtweet(post): パレスチナを心配すると、野沢さん「だったら自分が武器を持って最前線に行けばいいのに」だって。 野沢さんは過去に武器を持って最前線に行ったことないと思うから彼女は一度も他の国に住む誰かを心配したことないんだね。 あと朝日新聞の#ガザってタグ付けする精神性に心の欠けてる具合が滲み出てる https://x.com/WRHMURAMOTO/status/1794223027707867390 3)2004/10/30のブログ記事 会報担当のつぶやき:「譲歩」に使われた悲しい物語 以下にあるのは、昔むかし、朝日新聞「こころ−読者が回答する人生相談」に掲載された記事である。 ■2人目を欲しがらない夫 (東京都杉並区・匿名希望・主婦・31歳) 恋愛結婚をして7年目。夫は生涯子供を持たない主義で、決してつくろうとはしません。私の再三の頼みで、やっと28歳で長男をもうけ、いま2歳を過ぎました。生まれた子のかわいがりようは申し分なく、私が2人目を欲しがらなければ、平和で円満な家庭です。「この地球の上に明るい未来は無いのに、子供を増やすのは罪作りだ」と深刻に考え、取り合ってもくれない態度です。 ● 地球の未来を悲観し、産まない方が賢明とする考え方 私は未婚で、将来子どもがほしいなあ、と思いながら、ご主人の主張こそもっともと考えるのです。たとえばチェルノブイリ原発事故が他人事ではない、という認識があなたにはおありですか。私がすすめたいのは地球全体に目を向けることです。しかし、子どもを産むのに、戦時中でもないのになぜ、こんなに悩まなければいけないのでしょうね。(東京都杉並区・学生・21歳) ● 明るい地球の未来を信じたい、という反論 1度、夫に聞いたことがあります。「公害で空気も食物も危険になっている。異常気象で暮らしていけなくなるかも。それでも、私たちも子どもを産んでもいいのかしら?」 彼の答えはこうでした。「子どもを産まないのは可能性を捨てることだよ。子どもには可能性がある。将来をつくり出す子どもたちを、信じればいい」 なんだか、とても救われたような気がしました。(町田市・主婦・24歳) この記事を読んで、どう感じましたか? この学生、まるで冷血人間で人情のない「人でなし」みたいじゃないですか?[実際は実名で出てました] これ、若き日の私なんですね。でも私が実際に書いて送ったのは、こんな文章なんですよ…。 「私は未婚で、将来子どもがほしいなあ、と思いながら、ご主人の主張こそもっともと考えるのです。たとえばチェルノブイリ原発事故が他人事ではない、という認識があなたにはおありですか。…私があなたに薦めるのは、まず地球全体が今どういう状態にあるのかという認識を持つようにし、彼に歩み寄ることです。そしてその認識を持った上で、なおかつ「私は未来のためにこそ、私たちの子どもが欲しいのだ」と思うのなら、理論立てて説得してみることです。…しかし、子どもを産むのに、戦時中でもないのになぜ、こんなに悩まなければいけないのでしょうね。」 多くの主張は譲歩とセットになって語られることで説得力を増す。 「ご主人の主張こそもっともと考える」が、「ダンナさんを理論立てて説得することです」というふうに、私は「譲歩」+「主張」で文章を書いて朝日新聞に送付した。 しかし実際の新聞紙上では、 「譲歩」担当になったのは21歳学生だった私で、 「主張」担当になったのは24歳主婦なのだ。 おいおい、かんべんしてよ。 D・H・ローレンスは『チャタレイ夫人の恋人』の性描写が問題となり削除されて出版することになった際に、作家として作品がカットされるというのは自分の身を切られるような気持ちだと言った。その気持ちを代弁したエッセーを大学時代に書いたことがあるこの私が、まさかローレンス君と同じ憂き目に遭おうとは! 正直言って、この投書欄の担当者、やっていいことと悪いことの区別がついていない! 「21歳学生」であった私はきっと相談者の「匿名希望」さんに今でも呪われているだろう。 そうだとしたら、それは投書欄の担当者のせいだ。 今このHPでその誤解を解きたいと思う。 このような悲しい体験をしたからこそ、文法項目の中でも特に譲歩の用法には目配りをし、厳しい私である。(久しぶりに古いファイルをみて、発見したので、再構成して書いてみました。本当に呪いが解けるといいけどな〜) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.26 11:53:44
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