カテゴリ:旅を楽しむ
昨日はちょっとお休みをいただきました。仕事がたまっております。でも、ちゃんとリフレッシュもしてます。まあ、それが時間を逼迫させているとも言いますが(笑)。 9月から歩き始めた熊野古道・伊勢路もほぼ中間点。 西国一の難所といわれる八鬼山(やきやま)越えを完歩してきました。 標高差630メートル、8.5キロの道のり。5時間かけて63町を歩きます。 スタートは、尾鷲三田火力発電所のそばから。 火力発電が衰退して、職員の方がきのこ栽培会社に転職を余儀なくされている状況だそうですが、今回の原発事故を受けて、火力発電も見直されるかもしれませんね。 健脚チームと、ゆっくりチームに分かれて登り始めます。私は、健脚チーム! 九木(九鬼)峠を越えて、石畳の急坂の七曲を登りきると、西国三十三箇所の一番札所の前札所のある荒神堂に。 八鬼山は、マグマの固まったまだ若い、丸い岩がゴロゴロとある山。 本当に岩だらけです。 しばらく行くと三木(三鬼)峠。道が江戸道と明治道に分かれます。 熊野古道では、後で作られた明治道のほうが勾配が緩やかで歩きやすいのですが、今回は左側の江戸道へ。 このコース最大のビューポイントさくらの森広場。 熊野灘から、伊勢志摩まで見渡せます。 そして、九鬼水軍の発祥の地も。 お気付きのように、この辺りの地名、鬼に関係した地名がとっても多いです。 俵藤太(たわらのとうた)が打ち逃がした鬼が逃げ込んだとか、という伝説も残ってます。 ここからは、登りよりさらに急な坂を下っていきます。 我々は、運よく、前夜も雨が降らず、道が乾いているので滑らずにすみました。が、ここでは滑って手を突いて手首を骨折したり、足首を捻挫したり、膝が笑って歩けなくなったりする人が続出だそうです。確かに、普段からある程度歩いたり、運動したりしていない人にはきついでしょうね。まあ、この八鬼山を越えることができたら、あとはどんなコースでも歩けますよってお墨付きをいただきました。 さて、下った終点は海辺。 津波の映像が焼きついていて、海というだけで少し怖い気もしましたが、とても穏やかな入り江です。 でも、あの日は、ここでも1.7メートルの津波が来たそうです。 振り返れば、今登ってきた山。 ちょっと残念なことに、麓の村では世界遺産登録反対運動も起きているようです。それぞれの立場、生活があるので、単なる訪問者の私がどうこう言うことじゃないですね。 人気ブログランキングへランキングに参加中です! ぜひ、ポチ・ポチ・ポチッとクリックしてやってください。応援よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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