カテゴリ:旅を楽しむ
すっかり寒いという言葉を使いたい気温になってしまいましたが、関西の昼間はまだまだ半袖でも大丈夫です。 台風12号がもたらした被害が甚大な紀伊半島。 世界遺産・熊野古道はまさにそこにあります。 去年の9月から歩き始めた熊野古道伊勢路も終着かと思ったところに台風でした。 山の中の道、また那智大社、那智の滝も甚大な被害で、完歩するのは無理かなあって諦めかけていたのですが、コース変更してなんとか速玉神社には到達するコースが設定されました。 で、日曜日に歩いてきました。 松本峠は、今までに歩いてきた峠の中ではかなり楽に踏破できる峠でした。 途中には、伊勢路の中で唯一の一枚岩の橋がかかっています。推定3トンの岩です。 美しい石畳が続く道を登りきって、絶景ポイントへ。 目指す終着点、熊野三山へ続く海岸線が眼下に広がります。 しかし、海岸に降りてみると、台風によって流されてしまった家の立派な床柱や、ライフジャケット、オイルフェンスなどなどいろんなものが打ち揚げられています。 根がついた木も、すっかり表皮は剥がれていて、いかに波にもまれてきたかが目の当たりに。 そして、ダムを守るために放水が続いたため、海はどろ色。 ダムの放水は、下の部分から行われるので、下にたまったどろがどんどん海に流れ込んでいます。あんなに美しかった海が、今は、茶色になっていました。 海岸に降りる手前、今でもJR紀勢線が普通になっている箇所、熊野市駅のそば。 青いクレーンのところが、鉄橋が流されてしまった部分。そして、この川の上流の村では深刻な被害がありました。 そんななか、私たちが訪ねた日は花の窟神社の年に2回の祭礼の日。 お縄賭け神事の日。 花の窟は、神々の母である伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神・軻遇突智尊(カグツチノミコト)を産み、灼かれて亡くなった後に葬られた御陵という、日本最古の神社。 私が到着した時点では神事はもちろん終わっていましたが、架け替えられたばかりのお縄に願掛けをすることが出来ました。そんなことを期待せずに行った私としては、かなりのラッキー。 でも、とっさに願いが思いつかず、ちょっと陳腐なお願いを三つもしてしまいました(笑)。 かなえてくださるといいなー…。 人気ブログランキングへランキングに参加中です! ぜひ、ポチ・ポチ・ポチッとクリックしてやってください。応援よろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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