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テーマ:ニュース(99433)
カテゴリ:運動・健康・ダイエット
米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は、トランス脂肪酸を含む食品を州内の飲食店から追放する州法案に署名し、同法が成立しました。
トランス脂肪酸は、植物油などを加工するときに主に生じる物質で、マーガリンや揚げ物の油、菓子やパンづくりに使われるショートニングなどに含まれています。 トランス脂肪酸は、ニューヨーク市などが事実上禁止していますが、州レベルでは初めてだそうです。 今回の州法により、同州内の飲食店は2010年以降、トランス脂肪酸の削減を進め、ゼロにすることが義務付けられます。2011年には、トランス脂肪酸を焼き菓子やパンなどに使うことも禁止されます。 トランス脂肪酸を取りすぎると血液中の悪玉コレステロール(LDL)が増えて、動脈硬化や心疾患の危険性が増すとして、大手ファストフードチェーンが、トランス脂肪酸ゼロの食品を増やしています。日本でも低減の動きがあるようですが、日本人の摂取量は米国人より少なく、あまり問題視されていないようです。 戦後、栄養不足を心配した日本政府は、食事に油スプーン1杯の追加を推奨していました。そのご、動脈硬化予防でリノール酸が推奨された時期もありました。現在では、リノール酸などの不飽和脂肪酸の摂取による害が指摘されています。健康を考えるとむしろ酸化しにくいバターの方がいい、との指摘もあります。 脂肪は、高カロリーであり重要なエネルギー源ですが、動脈硬化を抱えた現代人にとっては、諸刃の剣となりそうです。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.31 06:08:41
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