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遺伝情報であるDNAのごく一部を、バーコードのようにして登録し、生物種の名前をすぐわかるようにするシステムづくりが国際的に進んでいるそうです。「DNAバーコード」と呼ばれるもので、食品偽装の摘発や農作物被害を起こしている昆虫、航空機のエンジンに飛び込んだ鳥の種の早期特定など、有用性が認められています。日本の研究者もバーコード情報を利用するシステムの構築や、データ集めに乗り出しています。
米国では、女子高生がレストランやスーパーの魚の切り身のDNAバーコードから、間違った表示を見つけ、大きく報道されたそうです。 DNAバーコードを使えば、切り身の魚ばかりか、もげた昆虫の脚、動物の糞(ふん)に含まれる植物断片など、生きもののほんの一部からでも、種名の決定に威力を発揮します。航空エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクは、米機がニューヨークのハドソン川へ不時着した事故で注目されましたが、こうした事件でも、原因となった鳥の種類の特定に役立ちます。それ以外にも、新しい害虫の特定などにも期待されています。 DNAバーコードは現在、研究機関に備えられた読み取り装置を使って調べられていますが、持ち運んで野外でも使えるように、装置を小型化する研究も始まっているそうです。 直接、DNAバーコードで摘発するというより、偽装しても簡単に見抜くことができるということをアピールすることで、食品偽装の防止(コントロールという意味で)に期待できそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.02 05:49:27
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