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テーマ:ニュース(99794)
カテゴリ:coffee break
大阪大の研究チームは21日、遺伝性の膵炎患者から傷んだ膵臓を摘出し、インスリンを分泌する膵島(ランゲルハンス島)だけを取り出して再び体内に戻す移植手術に成功しました。遺伝性膵炎患者の膵島自家移植は国内初で、手術を受けた30代の女性は医師らと会見に出席し、「腹痛から解放され食事がとれるようになった」と喜びを語ったそうです。
女性は5歳のときから腹痛を繰り返し、10年ほど前に遺伝性の膵炎と診断されました。膵臓が出す消化液が、膵臓自身を溶かす病気です。数年前からほとんど食事がとれない状態で、痛みを止めるためにモルヒネを使っていたそうです。 膵臓には、内部に散らばっている膵島と呼ばれる細胞の塊から、血糖値を抑えるインスリンというホルモンを分泌する働きなどもあります。女性の膵臓は炎症を繰り返して傷んでおり、過去に受けた手術で3分の1しか残っていなかったそうですが、幸い膵島の機能は保たれていたそうです。 慢性膵炎の治療で、糖尿病になってしまうところを救われたことになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.23 04:10:16
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