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テーマ:ニュース(99462)
カテゴリ:医療
自治医科大学病院やタカラバイオなどは、遺伝子を改変してがんへの攻撃力を高めた免疫細胞で、血液のがん「急性リンパ性白血病」の重症患者を治療する臨床試験を2017年度から始めるそうです。
「CAR遺伝子治療」と呼ばれ、次世代のがん治療法として注目されています。海外の臨床試験では高い治療効果が報告されており、2020年度の薬事承認を目指しています。 治療は、急性リンパ性白血病の再発患者など既存の治療が行えない重症の成人二十数人が対象で、患者から取り出した免疫細胞に人工的な遺伝子を加え、白血病細胞の「目印」となるたんぱく質を認識し、攻撃できるように加工し、大量に増やした後、患者に戻す治療です。 今年2月、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が計画を承認し、自治医大病院や、三重大学病院、東京大学医科学研究所病院など6施設で、4月以降に臨床試験を始めることになりました。 手術のできない血液がんに対する新たな治療手段となりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.30 05:31:16
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