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カテゴリ:回り道雑談
何度か「破れ目」について語った。破れ目は文化論でもあるし、身体論でもある。今回の「回り道雑談」は、それについて語られている部分があったので紹介する。
A (1:40:10): 印鑑ってのは、ちょっとした文化だから面白いね A (1:40:23): 生活と結びついてる B (1:40:30): うん、最初にSが来たばっかりのころ、 B (1:40:51): 「日本人が紙についてるあの赤いスタンプはなんぞや」と不思議がってた(笑) A (1:41:00): うん A (1:41:07): 文化だ B (1:41:12): うん A (1:41:25): そういうのが土産として最高だ B (1:41:33): あはは ね A (1:41:48): 生活から出てるもんじゃないとね B (1:42:27): まあね、いろいろ人によって 喜ぶところが違うけどね、印鑑はうけるひとにはうけるみたいよ A (1:42:52): そうか A (1:42:58): まあ、いろいろだろうね B (1:43:11): 箸とかもね、うけるひとと、じゃまくさいと思う人とね A (1:43:26): はしはいまいちだ B (1:43:30): ふふ そうか A (1:43:51): あれは文化と違うと思う B (1:44:03): へえ A (1:44:10): 人間間の関係性が無い B (1:44:21): ふむう A (1:44:43): 文化ってのは、人間関係のことじゃないのかね B (1:45:18): むむう A (1:45:58): 今、要らないのに、昔からやってるってのだけが理由で残そうって意思はおかしいと思う B (1:46:24): 箸はいるよ うどん食べるときも 食べやすいよ A (1:46:28): そうしたものは、関係性において再生産されるからこそ、システムに組み込まれて残る A (1:46:41): でも、箸は無くても、うどんは食えるよ B (1:47:23): 残そうって意思で残してるんではなくて便利だから残ってるっていいたかったの A (1:47:41): まあ、それはそうなんだけど A (1:47:43): 例えば A (1:47:50): 中国の食べ物が、 A (1:47:58): インドでは、食べ方変わってるって例 A (1:48:07): あるかわからないけど、想像はできるでしょ B (1:48:25): インドのカレーが日本でカレーライスって食べ物になってしまってるしね、わかるよ A (1:48:39): それを、本物と違うなんて、誰も怒るべきじゃない B (1:48:48): そりゃそうです A (1:48:53): でも、 A (1:49:04): 日本文化論者は、そんな感じでしょ B (1:49:19): うん、文化は生もの、って感覚を持ってないね A (1:49:27): そう A (1:49:32): それで、 A (1:49:41): 文化が生息できる場所を考えてたんだけど A (1:49:51): それってのは、関係性だけかなと B (1:50:56): そうすると、生活様式、みたいなものはすべては入らないわけね A (1:51:17): 生活様式の射程がどこまでかわからないんだけど A (1:51:39): 安易に文化領域を定めたがる人たちへの警告はしておきたいね A (1:51:55): 恣意的に選んでるってことに自覚的じゃないでしょ A (1:52:08): 例えば、自動車に乗るのはいいのに、 A (1:52:23): 天皇制は失くせないみたいな B (1:52:30): あははは A (1:52:38): 実は恣意的なんだよね B (1:52:50): うん A (1:53:03): かなり、自分の主観というか、内面化されたステレオタイプで選んじゃってる B (1:53:27): 内面化されてる分、客観的になりにくいだろうね A (1:53:41): 自分の考えの前提ってのが、一番見えないんだよね B (1:53:48): うん A (1:53:49): 破れ目です。 B (1:54:05): それについてこのごろ考えてたの? A (1:54:12): いや A (1:54:27): これは、俺の学術方法論なんですな A (1:54:36): 破れ目を探せ! A (1:54:49): 絶えざる自己反省! A (1:54:58): フーコーが言うところの啓蒙です。 B (1:55:16): うん、知的誠実さだね。!が少し怖いが。 A (1:55:24): あはは A (1:55:28): ほんとだね A (1:55:36): 自己批判! A (1:55:38): みたいな A (1:55:39): 笑 B (1:55:50): 笑 文化というものが、関係性のものであるのか、俺はわからないが、そうした関係性の網の目を「破れ目」と呼んでいるのは、その通りではないかと思った。今回は前後が難解だったので、この部分だけの引用とし、短く終わる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.10 19:06:40
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