テーマ:サッカーあれこれ(19787)
カテゴリ:フライブルク
以前のブログで、16年間こちらの地元サッカーチーム、SCフライブルクをリーグ第一部にまで昇格させたフォルカー・フィンケ監督が、浦和レッズ(レッド・ダイアモンド)の監督候補にあがっているということを書きました。
昨日のこちらの新聞に、フィンケ監督とのインタビュー記事が大きく掲載されていて、ついに浦和レッズへの監督就任が本決まりになったのだとか。 うれしいような、寂しいような。 フィンケ監督はSCフライブルクをやめてからも、ドイツのチームや外国のチームから監督へのオファーがたくさんあったようですが、どれも結局断ったのだそうです。 「それが、今回の日本チームに対してOKしたのはどうして?」という問いに、彼は ・Jリーグの試合をいくつか見たところ、日本ではサッカーがとてもよい雰囲気で行われていることに好感を感じた ・スタジアム周辺の警官出動もとてもすくない ・スタジアムの観客に女性が占める割合がとても高く、子ども連れの家族も多い ・インフラストラクチャーがすぐれていて、観客席もすばらしい ・日本のリーグはヨーロッパのベスト5リーグにつづく ・浦和レッズは昨シーズン不調であったのに、平均観客数は53000人と好成績をあげている ・Jリーグは誕生15年しかたっていないのに、すばらしい勢いで生長した ・サッカーは別としても、日本はとても興味深い国だ とたくさんのほめ言葉で理由をあげました。 大企業のスポンサーが少なくて、選手の調達に苦労し、自分で育てあげなければならなかったSCフライブルクとちがって、こちらのバイエルン・ミュンヘンに匹敵するといわれる大チームの浦和レッズでは、選手のトレードもしやすいようです。 おもしろいのは、日本のチームが背の高い外国人選手を求めるのに対して、フィンケ監督は「地に足のついたプレイ」がモットーで背が低い選手を好むこと。地面とぴったり接し、すぐれたショートパスができるための条件だからだそう。これは日本でも可能だ、と語っています。 トレイナーにはドイツ語の話せる日本のコーチもいるのだとか。 フィンケ監督は奥様といっしょに日本に住む予定ですが、フライブルクの住まいはそのまま残して、クリスマス休暇などに戻ったときに住めるようにしておくのだとか。 奥様も日本を楽しみにしていますが、サッカー監督の妻としてスタジアムに通うのではなくて、この興味深い日本で、職業に従事する意欲もあるそうです。 さあ、どうなることか、楽しみ。 サッカーを特別に好きではないんですが、フィンケさんだけは別な私です。 ここをクリックすると、フィンケ監督がSCフライブルクをやめたときのインタビューやファンのがっかりさを写したヴィデオが見られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フライブルク] カテゴリの最新記事
|
|