テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:フライブルク
Staufen, 山の上の廃墟 posted by (C)solar08前のおじさんのテカテカ頭に気づかず、撮ってしまった。 フライブルクから南へ20キロぐらいのところに、シュタウフェンという観光町があります。 ここはゲーテの「ファウスト」の舞台になった町として有名。 ワインの産地としても、有名、山の上に建つ廃墟(上の写真)も有名。 この町はしょっちゅうお祭りをしています。中世のお祭りとかワイン祭りとか、きっかけがなくてもお祭り。 観光客を集めるためなのでしょう。 先週末もなんだかわからないけど、お祭り。 つまりは町の真ん中にたくさんの屋台がさまざまな飲食物を提供し、野外舞台があちこちに設置されて、コンサートやダンスコンテストなどを開催。 Staufen,町の祭り 後方は廃墟 posted by (C)solar08 シュタウフェンはきれいな町で、散歩も楽しいので、しょっちゅう出かけます。 Staufen,チーズレストランの中庭 posted by (C)solar08 こういう素敵なレストランがあったり、 Staufen,木の彫刻アトリエ前の像 posted by (C)solar08 アトリエやアートショップもたくさん。 Staufen,木工アトリエの中庭 posted by (C)solar08 近くで地熱発電調査のために、地中深くボーリングがされました。 そうしたら、多くの建物のたちこちに亀裂が入りました。「外壁に亀裂が入ったって、大丈夫だよ」とのたもう人も近くにおりますが。 下の家もちょっと傾いていますが、これは地盤とは関係ないのかな。 Staufen,傾いている家 posted by (C)solar08 散歩をしたり、軽食をとって、いい心持で帰宅したら、あっと驚くことが待っていました。 実は出かける前に、階段吹き抜け(各階の踊り場に、それぞれの住まいのドアがあります)にブラックバードが迷い込んでいるのを見つけました。一階の入り口が開け放されていて入り込んだのか。 踊り場の上方の窓は開けられないし、鳥は上方へは逃げても下方へは逃げてくれないので、私が住む三階と最上階の四階のドアを開けて、住まいの中に逃げ込んでもらい、住まいの窓から出て行ってもらおうという計画で、住まいのドアを開け放しておきました。 それでも鳥が入ってこないし、姿が見えないので、どこかに隠れてるのかな、ぐらいに思って、そのまま住まいのドアを閉めて出かけてしまったのです。 帰宅して、居間に入ったら、なんとそこに、 居間に迷い込んだブラックバード posted by (C)solar08 ブラックバードさんがひらひらと舞ったり、止まったり。 居間に迷い込んだブラックバード posted by (C)solar08 漆黒でないから、これはメスですね。 居間の窓をすべて開け放したら、ヒラヒラと出て行きました。 それはいいけれど、よく見れば、キッチンのエスプレッソメーカーの上にも、クッションにも、居間のカーペットにもピアノにも、ソファーの上にも、ブラックバードちゃんのウンコが。。。鶯の糞なら、お顔に塗るとよいそうですが、ブラックバードのは白のペーストに黒い虫のカスなんかも混じっていて、顔によさそうには見えません。 たった二時間の間に、まあすごい量の排泄物。いったい、あなたは何をここで食べたの? その場は雑巾で目立つ汚れをふき取り、翌日の日曜日の12時ごろに掃除機でごしごしカーペットをこすっていました。 そしたらブザーが鳴りました。ドアを開けると、下の階の旦那(シュタイナー系の歯科医、麻酔かけないでメディテーションで処置するのだそうな・・・)が立っていて、「ねえ、その掃除、あとどのぐらいかかるの?」と聞きます。 これは言い換えれば「うるさいんだよ、やめてくれないか」という意味。 またしても、彼に文句を言われました。一年ぐらい前に、「君、夜中の11時ごろに僕のベッドの真上の部屋で何をしているの?」と聞かれました。これも言い換えれば「うるさくて眠れないんだよ。静かにしてくれないか」という意味。 別に私はあやしいことはしていないんです。テレビ見ているだけ。 この家は古いので、私の上の階の人の足音も、一歩一歩響きます。こういうことは受け入れなければ生活できない家なんです。 歯科医の奥さんの方からは、何も言われません。 奥さんは二十年以上前、最初のご主人との生活のときから、この家に住んで、慣れているのでしょう。 その後、二度目のご主人が入居し、歯科医は三度目のご主人。 こういう文句は彼だけなんだけどなあ。 それにしても、二十年も同じ家に住んでいると、住人の人生の歴史までが観察できておもしろいですね。 一番下の男性(私のフラット以外の階は彼がすべて所有)も、私が入居したときにはまだ結婚していて、ちょうど次男が産まれるところだったっけ。絵に描いたような家族でしたが、やはり離婚し、奥さんは近くにアパートを買って住み、息子さん二人も大学生になって、両親の間を行き来して生活しています。 そう、この家は離婚の家なんです。上階を借りている学生以外はすべてバツ一またはバツ三(歯科医も三度目の結婚)。 でも、こんなこと、ドイツっていうかフライブルクでは普通のことなので、たまに結婚x十年なんていう夫婦に出会うと、不思議なものを見るような目つきになってしまいます。 今日また、これまで気づかなかったブラックバードのウンコを一つ、座布団の上に見つけました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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