カテゴリ:仕事
撮影終了から、異例の早さでアフレコが行われました。
アフレコとは、「アフターレコーディング」の略で、 この言葉に対するのは「シンクロレコーディング」(同時録音) 最近では録音技術が進んだため、撮影をする時に一緒にセリフ等を録音するのですが、 現場が、工事とか、車の往来、その他のノイズレベルが高い、どうしてもその騒音を止められない。 また、演出的立場から、セリフの言い回しを他の言い方に換えたい、きれいな音楽で映画の雰囲気を作り出したい。 こういった時に、アフレコをします。 しか~し、これはある程度編集が決まってからおこなわれる物で、ただただ録音された音を聞くだけでアフレコを決定する物ではありません。 「監督のスケジュールで他の仕事が忙しくなるから」とか 「この映画の為に監督のスケジュールを何日空ければいいの」とか この映画の為に一生懸命やってきたスタッフとしては聞きたくない言葉です。 そんな発言を許してしまう周りもいけないのでしょうが・・・・ 今日は後輩の初映画技師のオールラッシュを見に行きます。 編集は決まりですが、音楽も効果音も入っていない、裸の映画状態の事をオールラッシュと言います。 ここから、監督の意図、録音部の設計、効果部の音付け、音楽の作曲がおこなわれ、最終ミックスダウンで映画が完成するのです。 本当は部外者が見てはいけない物なのかもしれませんが、今回の場合は現場も3回ほど行っているし、マイクも振ったし、助手さん(甥っ子)の交通事故の後処理だってやったし、見逃してもらえるかな(笑) 映画の完成に向けて、最後の直線コースに入って志気が上がる。 そんな元気を分けてもらいに行って来ようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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