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昨日は、愚息の卒業に際し、多くのコメントをお寄せいただきありがとうございました。あらためてお礼申し上げます。
この間からの話の続きを今日も書きます。 東京へ旅立つ前に、私にはもう一つ旅立たねば、という想いがあった。それは・・・「道程」いや「童貞」からの旅立ちだった。(今はオークションで買ってくれるらしいですね。いい時代になったものだ(笑)ほんとかね。) 当時、私には高三の夏休みから付き合っていた彼女がいた。同じクラスの子で、彼女も東京の短大へ進学が決まっていた。 彼女は手際よく、東京の新築の女子学生会館へと引っ越し先も決めていた。(彼女の家は特段金持ちではなかったが、比較的裕福だった。) 一方の私は、なんとか引越し先を決めたが、普通のアパートではなく、一階がガラス屋さんの吹けば飛びそうな、オンボロな建物の二階(六畳と台所)だった。当然、風呂も無い。家賃は安いが。(このあたりの微妙なズレというか、屈折した思いが、後々の別れにつながっていってしまう。) 高校の卒業式も終わった3月半ば、少し落ち着いた私たちは久しぶりに街でゆっくり会った。 久しぶりに映画を見て、食事して、いつもはそれで帰ったのだが、その日は、二人とも受験と言うプレッシャーから解放されて、晴れ晴れした気分だったからなのか、なかなか離れがたくなっていた。 私は頭の中で、少し貯めておいたバイト代の残りを計算していた。 「OK。大丈夫。まだ金はあるぜ。」 食事を終え、表に出た二人を、春の暖かで妖しげな夜風が出迎えた。 (なんか非常に恥ずかしいけど、また次回も書きます。もう少し、お付き合いください(汗)) ~続く~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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