テーマ:パイプたばこを吸おう(1852)
カテゴリ:パイプ喫煙
![]() サロメのフリント式ガスライター「PSD36」と、イム・コロナのフリント式ガスライター「オールドボーイ」では、どちらがパイプライターとして優れているのでしょうか。 ・・・何か、物凄くありふれた企画ですなぁ。(笑) ![]() カタログスペック上のガス容量では、オールドボーイ(3.3g)がPSD36(1.7g)の2倍近い値になっています。実際の感覚としても、PSD36の方が遥かに頻繁にガス補充をしているように感じます。1日2回のパイプ喫煙ですと、PSD36は少なくとも数日から1週間に一度くらいのペースで補充しているような感覚です。一方のオールドボーイは、同じペースでの喫煙で、だいたい10日から2週間くらいは持つような感じです。 各可動部のソリッド感はいい勝負ですが、フリントを押さえるスプリングの力がPSD36の方で少し弱いようで、ローラーからヤスリにかけてのガタつきがPSD36にはあります。 全体的な金属的質感については、どちらもかなり良いです。 着火操作に関しては、PSD36の方が良いかも知れません。蓋のアクションが小さいので、親指の移動距離が少なく、より素早い着火が可能です。それに比べると、オールドボーイの着火動作では、少々もたつきを感じます。 ガス注入口に蓋が付いているとかの、装備に関してはオールドボーイに軍配があがります。また、各操作に別工具を準備する必要がないのも、オールドボーイのメリットです。 PSD36でも、フリントの交換に工具は必要としないのですが、火力調整については工具が欲しくなります(自分の爪でも出来ないではないですが)。オールドボーイでは、この点、内臓タンパーのピック部で火力調整が容易に行えます。 PSD36には、面白い欠点があります。1回1回の操作では何の支障もないのですが、ずっと使っていると面白い現象が起きます。縦割りにしたように細くなったフリントが、ヤスリとフリント収納部とのクリアランスから徐々に飛び出してくるのです。フリントが極端に片減りしている訳です。 PSD36では、フリント押さえスプリングの構造上、フリントを完全に使い切る事は出来ないのですが、火花が飛ばなくなった際に、残ったフリントがあのクリアランス部に引っかかり、交換作業に少し苦労します。 ヤスリが十分に大きかったり、フリント収納部がタイトで、フリントが斜めになるような事がなければ、このような事は発生しないと思われますが、PSD36のコンパクトな着火部の構造を考えるとヤスリの大型化は難しそうですし、フリント収納部をタイトにするのも、多種類のフリントに対する許容度を低くすることになるので、改善は難しそうです。 持ち運びには、PSD36の方が適しているでしょう。オールドボーイのように着火部の構造部が剥き出しになっているスタイルは、持ち歩きには少し抵抗を感じます。 また、PSD36のように細長い形状は、収納には便利です。実際の二つの体積そのものは、殆ど同じかもしれませんが。 と、いうことで、トータルとしてはオールドボーイの方がやや優れていると思われますが、PSD36の方が優れている部分もあります。値段はPSD36の方が安いですし、デザインの好みというのもあるでしょう。 ですから、どちらを選んでも悪くないような気がします。 二つとも所有し、使い分けるのだとすると、オールドボーイは自宅用、PSD36は出先用ということになるでしょうか。私もそのように使い分けるつもりです。 [ライターメーカーのブログもあるよ Click!] ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.28 17:23:57
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