テーマ:機械式腕時計を語ろう(346)
カテゴリ:My Watch Impression
もう8年も前の2007年に購入したドイツ製の世界最小機械式鳩時計が止まってしまいました。
[ご参考]購入当時の記事 「鳩時計を買いました。その2」 「鳩時計を買いました。その3」 まぁ、この8年間は、全く油も注さずに24時間ずっと動かしっ放しで、逆に良く持ち堪えてくれたなという感じです。もっとも、割りと早い段階で、鳩駆動用の錘を時計駆動用の錘の方に付け加えてやらないと直ぐに止まってしまうという状況になってはいました。このため、時計は動けども鳩は出てこない鳩時計ではありました。ただ、睡眠中の夜中でさえ鳴いてしまう鳩は、最初から鳴かない設定で使っていたので、実質的には何の問題もありませんでした。 工具箱の必需品!【KURE 呉工業】防錆潤滑剤 CRC 5-56 556【1004 320ml】 それで、この度は終にそのダブル錘の状態でも時計が動かなくなったのです。多分、油切れの状態だと思われたので、時計の裏蓋を開けて、中の機械(下写真)に「KURE 5-56」をブシュッと2~3回ほど吹きかけました。 するとどうでしょう! 時計は見事に蘇り、再びカッチコッチと時を刻み始めました。ただ、ダブル錘状態でないとはやり動きませんが。(笑) まぁ、いつもの状態に戻ったので、これで良しとしましょう。本当なら時計師さんにお願いして、分解清掃&注油をするのが理想ではありますが。 それにしても、何年も部屋の中で機械式振り子時計を動かしていると、そのカッチコッチという音に慣れてしまって、その音がないと部屋が異様に静かで落ち着かなくなります。また、駆動用の錘を引き上げる作業を1日2回行うのですが、それをしないと何か物足りない感覚になります。ですから、この鳩時計が止まってから復活するまでの数日間は、日常生活に何となくリズムがなく、気分的にダラダラしてしまいました。 私の生活は、機械式振り子時計がないと普通でいられないものになってしまっているようです。 この時計が後何年持つのか分かりませんが、これからもずっと大事に動かして行きたいと思います。 [大事な時計ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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