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May 7, 2010
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タイタンの戦い.jpg
 81年公開、VFX界の重鎮・レイ・ハリーハウゼンの集大成にして引退作となったSF映画を、「今もっとも旬なハリウッド俳優」サム・ワーシントン主演でリメイク。
 全知全能の神ゼウスの血を引く男・ペルセウスが、アルゴスの歴戦の戦士達とともに、家族を殺した神々に戦いを挑むアクションファンタジー。


 近年、大作映画ではめったにお目にかかれなくなった、土煙と血汗飛び交う気合の入った肉体派剣戟アクション。それだけでも、劇場で観る価値は充分にある。
 CMでバンバン流されている巨大サソリとの攻防や、怪女メデューサとの死闘。クリーチャー造形の確かさも相俟って、迫力の戦闘シーンを見せてくれる。
 小生自身、あいにく2Dでの鑑賞だったが、これが3Dならどれほどのモノだったのか。田舎の宿命が、大変に悔やまれる。
 さておき。デミゴット(人間と神のハーフ)であるがために、人であろうとしながらも、神である我が身に苦悩するペルセウスと、そんな彼に当初敵意をむき出しにしながら、同じ目的の下、いつしか強い絆で結ばれていくアルゴスの戦士達。さらに、ゼウスハデスと兄弟間での確執など、ドラマ面でもなかなか楽しませてくれる。

 美術面、特に服飾についても、少し触れておきたい。
 聞くところによると、本作の監督であるルイ・ルテリエは、子供の頃から「聖闘士星矢」の大ファンらしく、本作で神々が身に付けている鎧のイメージも、「星矢」の聖衣なんだとか。
 なるほど、トーガを着込んだ古代ヨーロッパ圏人然とした、従来のイメージを払拭させつつ、文字通り彼等の「絶対的な力強さ」と「神々しさ」を演出。
 さらに言えば、人間達の革と布と鉄で作られた服飾、魔物達の毒々しい皮膚、質感等が、そのまま各種族、あるいは個々の立ち位置を見事に表している点も、評価したい。
 例えば、ペルセウスが父ゼウスに託された剣。彼が持つには、不釣合いなほどの輝きを放っているそれこそ、彼に生来具わった「神の力」の象徴であり、同時に他の戦士同様、彼が身にまとう土色の鎧が「人としての心」を表現しているように思う。まさにセンスの勝利である。
(ちなみにサム・ワーシントン曰く、ペルセウスが坊主頭なのも、人でも神でもない彼の心境を表しているのだとか。そういえばスキンヘッドはともかく、この手の映画に坊主頭はあまり見かけない)


 …とまあ、個人的にこういう映画は大好きなので、できればこのまま手放しに褒めちぎり「以上、星○つ!!」と書ければ、それに越した事はない。が、あくまで「客観的に書く」という当レビューのコンセプト上、そうもいかない。
 まあ、好きでやってる事ではあるんだが、なんとも辛い所。
 閑話休題。
 細かい事を言えばキリがないが、とにもかくにも、106分という尺(3D上映を前提にしたためか)を考えても、個々のエピソードが、やや飛び石気味になっているのは、実に惜しい。
 ペルセウスと、その生みの母の夫であるカリオスとの関係などは、それだけで映画一本分の脚本が書けるぐらいの可能性があったにもかかわらず、随分とあっさり。
 苦しい生活を強いられ、王族や軍へと徐々に不満を募らせていくアルゴス市民と狂信者達に関しても、最後のアンドロメダを生贄にしようと城に雪崩込むシーンで、その感情が一気に爆発するように、要所要所をもっと丁寧に描いていれば、完成度がグッとあがったはず。
 また、それに関与する事だが、物語のキーマンであるはずのアンドロメダが、意外なほど空気なのもいかがなものか。
 途中、多少カットが挿入されるものの、どうにもチョイ役観が否めず、せめて二重ストーリーとは言わないまでも、彼女は彼女なりに頑張ってたんだよ、というところを見せて欲しかった。
 若干ネタバレになるが、そのためクラーケンを倒し、救い出された後のペルセウスとの会話も、お前らいつからそんな間柄になった?と勘ぐりたくなってしまった。
 ついでに言うと、途中で感動的に死んでいった「あの人」が、最後にものすごく簡単に生き返ったのも納得いかん。そういう事をホイホイされると、観てるこちらは白けてしまう。神様だからって、やっていい事と悪い事があると思うが、いかがだろうか。

 さすがに、それらをいちいちこなしていたら、例によって三部作→客から大ブーイング→資金繰り困難→出演俳優陣のギャラ高騰→シリーズ打ち切りの最悪コンボになりかねないが、もう少しぐらい推敲の余地はあったんじゃないかと、考えてしまう。


 とはいえ、話題作である事を加味しても、それなりに楽しめる作品である事は間違いない。同じデミゴッドなら「パーシー・ジャクソン」より、こっちの方が断然オススメ。


 というわけで、小生の、この映画に対する評価は…、

 ☆☆☆★★+

 星3つプラス!!


 余談だが後半、ペルセウスより先にアルゴスに帰っていたあの二人。「アレ」はペガサスより速く走れるのか?実に不思議だ…。


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最終更新日  May 7, 2010 10:50:48 PM
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