紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英)
紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 第190章 犬の健康管理は馬の飼育と訓練と管理を真似れば上手くいく 執筆 横田俊英 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスのタケゾウの姿。毛足が長い犬だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスのタケゾウの姿。胸幅が広がった。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスのタケゾウの姿。胸が深くなってきた。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスのタケゾウの姿。尾は差すこともある。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスと5カ月半の紀州犬メスの体格比較。 オスは普通の体格、5カ月半のメスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスと5カ月半の紀州犬メスの体格比較。 オスは普通の体格、5カ月半のメスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5歳6カ月の紀州犬オスと5カ月半の紀州犬メスの体格比較。 オスは普通の体格、5カ月半のメスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 6歳6カ月の紀州犬オスのジュウベエの姿。皮膚が少し怪しい。 左足の関節部分は座りだこ。右後肢に赤みが出ている。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 6歳6カ月の紀州犬オスのジュウベエの姿。換毛期が間近。 毛が抜け始めると脂分がなくなり汚れて茶色になる。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 6歳6カ月の紀州犬オスと5カ月半の紀州犬メスの体格比較。 オスは普通の体格、5カ月半のメスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 6歳6カ月の紀州犬オスと5カ月半の紀州犬メスの体格比較。 オスは普通の体格、5カ月半のメスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5カ月半の胡麻毛の紀州犬メスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 生まれたころに黒かった被毛が茶色になってきた。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5カ月半の胡麻毛の紀州犬メスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 尾が太くなってきた。被毛が良く生えだしたということだ。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5カ月半の胡麻毛の紀州犬メスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 厳冬期を経過したので外の犬舎に移す予定でいる。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 5カ月半の胡麻毛の紀州犬メスは成長が二ヶ月遅れだ。 生後6カ月の犬には皮膚病は現れない。これから要注意だ。 紀州犬の胡麻毛の吻まわりの黒いマスクは徐々に消える。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 写真は上のオス犬たちの祖母犬だ。メスとして体格中庸。 5歳になって身体が充実した。良い感じの身体表現をする。 背中も真っ直ぐ、肩胛骨の付き方もよい。動作は敏捷だ。 皮膚病がときおり出るので飼育と管理に気を遣った気を使う。 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 現代紀州犬の元犬になったオス犬「那智の市」号 ジュウベエもタケゾウも辿(たど)れば「那智の市」号に至る。 上の写真の犬のすべてが「那智の市」号と蔓がつながる。 那智の市号は現代紀州犬の元犬になったオス犬だ。 那智の市号の写真は年老いたころのもの。 那智の市号の背丈は49センチメートルとされてる。 タケゾウは52cm、ジュウベエは53smだ。祖母犬49smである。 首と背筋の境目、つまり肩甲骨の上部で背丈を計測する。 49センチメートルの背丈は現代の紀州犬の標準では下限である 背丈を求めて那智の市号の子のメスに大ぶりな犬を掛けるという交配がなされた。 那智の市号の右耳の先がないのはイノシシを追いかけているときに誤射されたことによる。 (タイトル) 紀州犬物語190 犬の健康管理としての皮膚病対策(横田俊英) 第190章 犬の健康管理は馬の飼育と訓練と管理を真似れば上手くいく 執筆 横田俊英 (本文) 犬を飼っていると何かが原因して皮膚炎をおこすことが度々ある。ひごろの対応の基本は犬舎の床をあげて湿気をよけることだ。正倉院の校倉づくりに似せる。通風をよくすることも校倉づくりから学ぶ。夏は涼しく冬は暖かく、適度に日光浴ができるようにする。 理想と思われる犬舎と飼育場面を用意していて皮膚病と無縁だと豪語していた人が飼い犬の皮膚病の悩み事をいうようになった。医者が処方するあの薬で無事に過ごしていたまではよかったのだが、ある犬には好適な飼育場も名医の投薬も役に立たなかった。その犬に皮膚病が終生付いて回った。ある人は皮膚病治療の経験から自信満々にあれこれの対応を語る。そのあれこれが通用しない犬を飼って苦労すると、犬の皮膚病のことを言わなくなった。 犬の皮膚病治療は早期対応こそ最高の治療だ。皮膚が赤くただれたら薬用シャンプーで根気よく対応する。合わせて皮膚病の飲み薬と塗り薬で治療する。犬の食事内容で対応することを説く獣医師がいる。ご託宣で上手くいけば目出度いがそれほど単純ではない。上の二例の飼い主が苦労しているのだ。あれこれの理屈の付いたドッグフードを勧められて与えても皮膚病は改善しない。獣医師の多くは、あるいは獣医師のなかには狂わしいまでにあれこれの理屈のなかに閉じこもる者がいる。このような獣医師によっても犬の皮膚病はなかなか治らないし次々に発症する。 万全ではないが私は飼い犬の皮膚病が心配になったり、皮膚病の気配がある場合には次の二つのことで緊急対応する。 1、皮膚病の兆候がある部位を中心にしてシャンプーをする。週に一度ほどのシャンプー気配が消えるまで、あるいは皮膚病のための赤みが消えるまで、つづける。 2、医者に相談して抗生物質系統の飲み薬を投与する。 3、皮膚病の前兆を感ずる部位、そして皮膚病による赤みがでている部位に抗生物質か副腎皮質ホルモンの含有した塗り薬を塗る。 上のうちの1、のシャンプーとして次のものを使う。ミコティックスシャンプー250ml マラセブシャンプーのジェネリック (MICSM40H26)で¥2,400(税込)ほどだ。主成分はミコナゾール硝酸塩BP:20mg、グルコン酸クロルヘキシジン: 20mg、サンセットイエローFCFで、抗真菌作用に優れ、細菌、白癖、皮膚感染症などを防止する。余分な皮脂を落とし、皮膚炎を起こす微生物を駆除し、犬や猫の脂漏性皮膚炎の治療や、症状の緩和に効果を発揮します。このシャンプーの特徴は、少ない泡立ちながらも優れた効果を発揮して、同時にペットの毛に潤いとツヤをもたらす。ミコティックスシャンプーの使用方法は、水で全身を濡らし、ミコティックスシャンプーをしっかりと全身に行き渡る様にシャンプーしてから、10分ほどそのままにしておく。綺麗な水で洗い流し、その後は自然乾燥させる。兆候が収まるまでは週2回、その後は週1回のシャンプーだ。毛の状態にもよるが、250mlボトルでは、15kgの犬だと8~16回、25kgの犬だと5~10回使える。アトピーまたはアレルギー性皮膚炎の犬は使用後に症状の悪化や紅斑性反応が出る場合があることを販売会社は断り書きしている。 上のうちの2、の抗生物質系統の飲み薬として次のものを使う。「アジー」という錠剤である。アジーはマクロライド系の抗生剤だ。マイコプラズマやクラミジアなど、あらゆる細菌の増殖を防ぐため、幅広い感染症に効果を発揮する。特にクラミジアに対しては、高い効果が長く持続する。咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎など気管の炎症にもよく効くため、抗生剤の常備薬にする。アジーは、ジスロマック(ファイザー)のジェネリックだ。製薬大手のシプラが製造販売している後発薬だ。アジーは人間も使用する抗生剤である。服用した人の中には、稀に吐き気や頭痛、腹痛などの副作用を訴える人がいるので注意を要する。アジーは、マクロライド系の抗生物質で、細菌の蛋白質の合成を阻害し増殖を防ぐため、あらゆる細菌の感染症に効く。呼吸器感染に、皮膚感染に、中耳炎に 、生殖器感染に、などを列挙できる。アジーの有効成分はアジスロマイシンである。 上のうちの3、の塗り薬は獣医師が処方する一般的な薬品である。 述べてきた1の「ミコティックスシャンプー」、2の飲み薬「アジー」は通販によって入手することもできる。商品名で検索すると販売会社がでてくる。3の塗り薬は動物病院の治療薬の処方を受ける。犬の健康管理としての皮膚病対策のことを述べた。競走馬の飼育と訓練などの管理は人が犬を飼うことに比べて遙かに多くの手間暇をかけている。飼い犬の飼育と訓練ならびに管理は競走馬の飼育に学ぶとよい。 (誤字、脱字、変換ミスなどを含めて表現に不十分なことがある場合はご判読ください。)