先日購入したヴェルリィ・デ・ラ・マルヌのグラスのデビューに併せて、セラーにあった熟成ボトルを開けてみました。ルイ・ラトゥールのコルトンといえば、シャトーコルトングランセと今回のラ・ヴィーニュ・オー・サン、それに無銘のコルトンもありますね。いずれも98年や01年などが非常に安い値段で出回っています。 このボトルも5k以下で購入したものです。リリースしたてのボトルを寺田倉庫に預ければ、1本あたり年間600円。10年で6000円のコストがかかります。そう考えると、14年熟成グランクリュモノが5kというのは考えてみれば、スゴイことだと思います。 で、このボトル、肝心な香味はといえば、まあ値段なりというところでしょうか。透明感のある色調で、全般にオレンジがかっています。香りが寡黙なのが残念ですが、じっと待っていると、黒より赤に近いリキュール状の果実、紅茶、枯葉、少しばかり皮革系ニュアンスなどが感じられるようになります。味わいは綺麗に熟成していて黒糖的な甘みがあり、クリーンな印象です。よく言えば、エレガントで中庸を得た、悪く言えばインパクトに欠ける味わい。香りも味も控えめで優しい感じです。 せめて香りか味かどちらかだけでも熟成古酒の醍醐味を感じさせてくれれば、満足度も全然違ったと思うのですが、まあこの年代になると、ボトル差の要素も結構あるでしょうね。98年は結婚した年ということで、それほど高額でもないので、いすれコルトングランセも飲んでみようと思います。 新しいグラスの印象についても報告したいところですが、今回のボトルは香りの出方がイマイチだったので、もう数本飲んでからにしたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年01月13日 19時10分08秒
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