|
テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近のタイ政界のトピックスは、軍政がさらに長期化する様相を見せてきたことです。
最初は今年の初めにも実施すると行っていた総選挙は何度も延期となり、現在のところ最速のシナリオで来年9月頃となっています。 しかし最近、プラユット首相がもし国民が望むのなら、総選挙の前に政治改革を完全に終わらせるためにあと2年ほど政権の座に留まってもいいと述べたことが論議を巻き起こしています。 タクシン派は当然約束が違うと猛反発し、学会からも軍政のさらなる長期化によって軍政の求心力が低下することを懸念する意見が出されているようです。 しかし、スゥアンドゥシット世論調査の発表によると、6月3日から6日にかけて全国の1249名に対して実施された調査で75.11%が安定した民主主義を築くために総選挙の前に政治改革を行うことに賛成し、24.89%が政治改革が全ての問題の解決策ではないのだから出来るだけ早期に総選挙を実施すべきだと回答したそうです。 また、政治改革で優先的に解決されるべき問題として、経済、教育、政治、官僚制度が上位を占めているそうです。 案の定というかやっぱり軍政はさらに長期化しそうな感じになってきました。 軍政のいう政治改革とは、要するにタクシン派が総選挙で再び勝てない体制を作ることだと思います。 そしてそれにはまだまだ時間がかかるということなのでしょう。 世論調査で多くの人が総選挙延期に賛成したのは、このままでは総選挙後にタクシン派と反タクシン派の泥沼の抗争が再開しかねないと心配しているのでないでしょうか。 あの長かった赤と黄色のデモ隊の抗争の再来はもうたくさんです。 (私にとってもトラウマになっています) だから、軍政になって以来、治安が安定して海外からの観光客もV字回復を見せているだけに、このままの体制がもうしばらく続いてほしいというのが正直な気持ちです。 軍政というだけで批判の的にされやすいのも現実ですが、タイの軍政は流血のないフトな軍政ですし、多くの国民にとってはビジネスの面でも生活の面でもまず社会の安定がとても大切なのではと思います。 日記を楽しんで頂けたら、下の3つのブログランキングのアイコンにぜひ応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く貴重な一票とコメントを励みに更新しています。^^ どうぞよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|