バンコク竹亭日記

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閉店時間が近づいた頃、
オフィスで軽い夜食を食べていたら
ウエイトレスのチェリーが
慌てた様子でやってきました。

「ハシさん、ハシさん。B７のお客さんがお金を落としていきました」
と500バーツ札（約1650円）を持ってきました。

チェリーが
さっきお帰りになったテーブルB7を片付けていた時
席の下に500バーツ札が落ちているのに気がついたようです。

幸い、電話予約のお客さんだったので
500バーツが落ちていたから取りに来てくださいと
すぐに連絡することができました。

お客さんは驚くと共にもちろん大喜びです。
こういう場合、
タイでは誰かがネコババを決めこむことも珍しくないですから。
500バーツは普通のウエイトレスの日当以上の額です、

それにしても、
チェリーは良い子です。

明るくてよく働き正直者。
ご両親の育て方が良かったんですね。
もちろん本人の資質でもあります。

こんなスタッフに恵まれた自分は幸せ者だと嬉しくなりました。

チェリーには
良い事をしたから
きっと宝くじが当たるよと言ってあげました。

本当にチェリーに良きことばかりが
たくさん起こりますように。


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