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テーマ:タイ(3308)
カテゴリ:竹亭の日常。
タイ人板前のムー。 仕事中に「カシャーン」と包丁を よく床に落とします。 それが度々だから、 「危ない!気をつけろ!」 と僕の声もつい荒くなります。 彼は、忙しくて手元が狂った振りをしているけど どうもそうじゃないようです。 忙しくてイライラすると わざと包丁を床に落としているのだ。 落とした包丁はもちろん洗うとはいえ むかつきます。 洗うのは当たり前だけど 洗えばいいというものでもない。 板前さんの刀でもあるし お客様が召し上がる食べ物を調理する包丁を 床に落とすこと自体が間違っている。 落としちゃいけないのだ。 でも、叱っても 奴は返事だけして また同じことを繰り返す。 そこで、 良い箏を思いつきました。 「ムー。君は知らないだろうけど、日本の板前さんは<font size=“6”><font color=“blue”>包丁を落とすと運が悪くなると信じているんだよ。 突然の出費が重なって貧乏になったり 事故にあったり病気にもなったりするんだ。 だから日本の板前さんは包丁を大切に扱う。 包丁は板前の心臓(日本語では魂ですが、タイ語では心臓と言ったほうがしっくりくるので)なんだよ」 と話して聞かせたのです。 ムーは神妙な顔で聞いていました。 実はムーは、 つい先日、原因不明のひどい腰痛で仕事を休み 病院に行ったら2000バーツも治療費を請求されて凹んでいたと 仲間から耳にしていたのです。 それからムーはどうなったか。 はい。包丁を落とすのを<font size=“6”><font color=“red”>ぴたりと止めました。 こういう場合、嘘も方便ですね。 ムーの改造計画。 大成功でした、^^ この日記を楽しんで頂けたら、下の3つのブログランキンのアイコンに<font size=“6”><font color=“red”>ぜひ応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く貴重な一票とコメントを励みに更新しています。^^ どうぞよろしくお願いいたします。 ![]() にほんブログ村 ![]() ![]() バンコクで日本の味が恋しくなったら竹亭へぜひどうぞ。 手頃な値段でほっとする味をお楽しみください。 場所はバンコク、シーロム通りソイ10で、大通りに面しているからすぐにわかります。 タニヤ、サラデン駅からは歩いて10分。パッポンからは7分です。 170バーツからの定食類は昼も夜も同じ値段。おつまみも多数、居酒屋的利用もお座敷で宴会も出来ます。 がっつり食べたい時は、竹亭名物食べ放題ぽっきり481バーツをどうぞ。 日系会社もタイ人スタッフとの会食に利用多数。 低予算で目いっぱい食べて大喜びしてもらい、職場の士気が上がります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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知人の女性は家で包丁を落し足にけがをしました。
はだしだったので大量出血、止血剤からC型肝炎を発症しその治療に苦しんでいました。 偶然とはいえ、ブログを拝見して思い出しました。 台所で、はだしはいけませんね。 (2016.05.13 07:44:46)
いつも楽しく拝見させていただいています。
包丁を落とすって私には信じられないくらいの話です。 私は包丁は大事にしていて 出刃と柳刃、普段使いの洋包丁3本ありますが 普段使いの洋包丁が問題です。 洋包丁は家内も使いますが使った後のそのまま流しに置く。 そこがちょっとがっかりで… 包丁だけは使った後、洗ってもとに戻してほしいなぁって言うのが包丁大事人間の本音なんですよ。 私もうまい嘘を考えてみようかな!? (2016.05.13 08:17:50)
うーん、危ないですね。よくわからん癖ですが、このまま止めてくれるといいですね。
日本料理では道具は心ですからね。いつも手入れして清潔を保つことが大事ですが、そういう心得的なところが伝わるといいんですけどね。 (2016.05.13 10:27:34)
バンコク竹亭さん おはようございます。
ムー君・・・残念です>< 国が違い、文化が違えどこんなのは板前でも何でもありません。 「衛生」「魂」の前の前。 包丁を握る資格もありませんし、包丁を握らせている経営者も???ですね。 「わざと」がいけませんね>< 「改造計画大成功」もいけませんね>< 以前書き込んだ「どっちもどっち」が正解ですね・・・ (2016.05.13 12:35:22)
いつもコメントありがとうございます。
>いつも楽しく拝見させていただいています。 >包丁を落とすって私には信じられないくらいの話です。 私的にも理解できないことです。 包丁には魂がこもっているとも思っています。 使い方を間違えたら人を傷つけることもできる物ですから、なおさら丁寧に扱わなければいけませんね。 ちなみに、よく切れてありがとうと感謝しながら使っていると、本当に切れ味が長持ちします。^^ (2016.05.13 19:13:15)
いつもコメントありがとうございます。
>日本料理では道具は心ですからね。いつも手入れして清潔を保つことが大事ですが、そういう心得的なところが伝わるといいんですけどね。 > ----- 育ってきた環境も文化も全く違う人間ですから、日本人の常識や感覚を身に付けさせるのは難しいですね。 うまくバランスを取りながら、少しずつ馴染ませていくしかないです。 それができるかどうかも本人の資質次第ですが。 (2016.05.13 19:15:23)
いつもコメントありがとうございます。
御苦言拝聴いたします。 真心からのお叱りの御言葉と理解していますので、ありがたく思っています。 ただ、言い訳と取られたら心外なのですが、タイで働くことは日本と同じようにはいきません。 日本の感覚や常識をそのままこちらに持ってきても、多くのスタッフは窮屈に思ったりしてついてこれないでしょう。 教え込むにしても、頭で押さえつけて教え込むのではだめです。 彼らは理屈でなく感情で反発して、お店の雰囲気もずたずたになってしまいます。 田舎の農村で、カツカツの暮らしの中で育ってきたスタッフがほとんどなので、日本式の常識やマナーも知りません。 教えてもそれが理解できるかどうかは、本人の資質にも大きく左右されます。 ダメな奴を即辞めさせることも一つの選択ですが、現実には慢性の人手不足なのでそうもいきません。 縁あって来てくれたスタッフを気長に指導しながら、清濁のあえて併せのみ、チームとして最高のパファーマンスを出せる体制を目指しています。 (2016.05.13 19:26:15)
竹亭さん、嘘ではないですよ。
ブラジルでは、包丁を落とすことは悪い出来事が訪れると信じています。たとえば、家族内の件かとか、ケガなどです。 また、スプーン(ブラジルでは匙)を落としたら、女性と会う。小さい匙は子供の女の子です。 フォーク(ブラジルでは突き匙)を落としたら、男性と会う、同上小さいフォークでしたら子供の男の子です。 ただ、LBの場合はどうでしょう...匙と突き匙と同時に落とすかな...(・・?? (2016.05.13 23:35:54)
ストレス発散で包丁を落すのですか、珍しい人ですね。不衛生で危ないですが、居なくなっちゃうとか、スタッフやお客さんに当ったり、わざと不味く作ったりするよりはるかにいいですよ。それにしても、落して痛いのは自分の足なのにねぇ。
私も毎日の様に起こるタイ人ならではの諸問題に格闘しております。 多くのタイ人調理師を見てきましたけど、料理の上手な調理師はやはり厨房はきれいですよ、きれいに整頓されてないと繁忙時自分が身動きとれませんからね。 (2016.05.14 00:27:00)
いつもコメントありがとうございます。
>ブラジルでは、包丁を落とすことは悪い出来事が訪れると信じています。たとえば、家族内の件かとか、ケガなどです。 なるほど。そうなんですか。やっぱり包丁は大切に扱わないといけませんね。 >また、スプーン(ブラジルでは匙)を落としたら、女性と会う。小さい匙は子供の女の子です。 >フォーク(ブラジルでは突き匙)を落としたら、男性と会う、同上小さいフォークでしたら子供の男の子です。 >ただ、LBの場合はどうでしょう...匙と突き匙と同時に落とすかな...(・・?? ----- 良い事聞きました。 私はどこかのレストランに一人で食事に行ったらスプーンを落としてみます。 出会いがあるかな。(笑) (2016.05.14 02:12:17)
いつもコメントありがとうございます。
わざと不味く作ったりするよりはるかにいいですよ。 え?過去にそんな人がいたんですか。 それはひどい。 それにしても、落して痛いのは自分の足なのにねぇ。 大丈夫です。自分の足には決して落としませんから。 それより、たまたま隣にいる人が巻き添えを食うのが心配です。 >私も毎日の様に起こるタイ人ならではの諸問題に格闘しております。 お疲れ様です。 日本人の常識と想像を超えた問題が良く起こりますね。^^; >多くのタイ人調理師を見てきましたけど、料理の上手な調理師はやはり厨房はきれいですよ、きれいに整頓されてないと繁忙時自分が身動きとれませんからね。 ----- きれい好きのタイ人板前は貴重な存在ですね。 うちで一番きれい好きな板前はおかまちゃんですが。^^ (2016.05.14 02:16:19) |