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コントラバス演奏記

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2018.07.07
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カテゴリ:トラばなし

梅雨末期の記録的豪雨の中、今年初めての「はじめまして」のオーケストラさんとなります。兵庫を本拠とするオーケストラにお邪魔するのは、社会人になって間もない頃にお邪魔した​尼崎響​や何度か練習にお邪魔した(本番乗れなかった)​西宮響​さん以来。特に神戸、となると滋賀に住んでからは、コバケンオケや高校のバンドを除いて最遠方の団体と思います。今回は編成も室内楽相当で、しかもマーラーの大曲やモーツァルト、という高難度、神経も使うタフな演奏会となり、久々に大きなチョンボもしましたが、初めて「大地の歌」の演奏に参加できることとなりました。

《​オーケストラ クラシーク​第7回定期演奏会》


​日 時
2018年  7月7日(土)
18:00開演(17:30開場)

会 場
マリーホール(​神戸市立灘区民ホール​)

入場料
無料(全席自由席)

曲 目
W.A.Mozart
歌劇『後宮からの誘拐』序曲
W.A.Mozart
ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 Kv595
ピアノ独奏  田中 敬子
G.Mahler
大地の歌
(シェーンベルク/リーン編曲版)
テノール独唱  藤田 大輔
バリトン独唱  大西 信太郎

指 揮
高橋 義人

演 奏
オーケストラ クラシーク

お問い合わせ
オーケストラクラシーク事務局
orchestre.classique@gmail.com



演奏曲目別の私の演奏位置と使用弓、演奏回数は以下のとおりです。

・モーツァルト:「後宮からの逃走」序曲 (4回目)
  1Pult中 1Pult-in 独弓、4弦 Extender 未使用
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 (2回目)
  1Pult中 1Pult-in 独弓、4弦 Extender-C
 (アンコール)・・不明・・
・マーラー:交響曲「大地の歌」(シェーンベルグ編曲:リーン補筆)(初)
  1Pult中 1Pult-in 独弓、4弦 Extender-C

灘区民ホール(マリーホール)は、​灘区民センター​の5Fにある客席数510席の比較的小さなホールです。
私にとっては初めてのホールでしたが、形はシューボックスタイプに近くて、良く響きます。コミュニティーセンター内に作られた複合目的のホールとしては、かなり音響が良く、搬入動線も下手袖からすぐに地下搬入口との大型エレベータに乗れるなど、よく考えられているホールと思いました。
区民センターの隣には都賀川が流れており​、この川ではちょうど10年前の2008年、急激な雨(ゲリラ豪雨)でこどもを含む5人が流されて犠牲となった水難事故があったところでもあります。なのでこの演奏会の前日には、「​都賀川水難事故犠牲者を偲ぶ会​」がこのセンターで開催されていたようです。今回の水害(​平成30年7月豪雨​)では、この川での災害はなかったので、まさにその時の教訓と対応が活きたものと思います。

 折しも7月5日からの梅雨前線停滞に伴う豪雨で、前日6日は近畿のJRや高速がほぼ全面ストップする交通マヒ状態の中、ゲネプロは参加できるメンバーだけでの個人練習へ(私はもともと遠方で参加できなかったのですが、結局道路も止まってた)と変更になり、当日朝も滋賀から京都へ向かう高速道は、名神、京滋バイパスとも通行止め。​台風による通行止めによる渋滞で本番遅刻​を過去に経験しているだけに、今回は朝6時過ぎに自宅を出発しました。渋滞する1号線(逢坂峠越え)から山科を抜けて第2京阪(高速)~阪神高速(これも渋滞する神戸線では無く、湾岸線を利用)を経由して、無事9時過ぎにホールへ到着することができました。

 このような大雨の中でしたが、当日には100名を越えるお客様がお越しくださいました。無料公演ですとどうしても悪天候や超好天ではお客様の入りが極端に悪くなることが多いのですが、有り難いかぎりです。

 ホールの隣を流れる都賀川の様子(​ホールのブログからのリンク​)


 今回は「室内楽に準じる編成」ということで、弦楽器はすべて1pult(各2人、モーツァルトのヴィオラのみ3人)、管楽器は曲指定の数だけ、ということから、モーツァルトでは指定数の管楽器と弦楽器各1pult(1-1-1.5-1-1)、マーラーの室内楽編曲版では弦楽器は基本一人が想定されているようですが、こちらも弦は1pult(すべて2人)となりました。弦のエキストラは、Vcに1名とCbの2名(私含む)のみ。編成が薄くてごまかしが効かない弦楽器奏者数でも、団員の皆さんはしっかりと弾いてらっしゃいました。
 それにしても編成の都合上とはいえ、Trpは序曲のみ、Hnは降り番無しでずっと二人(モーツァルトもマーラーもかなりキツイ譜面なので、大変だと思います)、Clも序曲2人とマーラー1人(バスクラとの掛け持ち)という、ある意味贅沢なメンバー構成なのかもしれません。

弦楽器の並びは、前半と後半で配置換えを行いました。
前半のモーツァルトは、いわゆる標準の対向配置(下手から、1Vn-Vc-Va-2Vn,CbはVcの後ろ)
後半のマーラーはVcが外の近代配置(下手から、1Vn-2Vn-Va-Vc,CbはVaの後ろ)
管は雛段2段で、木管を中心に、金管を下手、打楽器を上手に振りわけたかたちに収めていました。マーラーは意外と打楽器が多いし、鍵盤楽器もあるため(上手にチェレスタ、ハーモニウムを、下手にピアノ)室内楽とはいえ、舞台上は結構賑やかでした。

コントラバスは団員の方がいらっしゃらないようで、2人ともエキストラでの対応です。もう1人のコントラバス奏者は古くからの知人で、神戸~大阪を中心に活躍されているCさん。5弦ベースでの参戦であり、私のエクステンダーによるテンション緩めのコントラ音へ芯と厚みを加えてくださいました。


「後宮からの逃走」の舞台セッティング。Cbは下手、トップ位置はin(奥側)


指揮はこのオーケストラの主催者でもある、高橋先生。全練習に加え、補習会というこのオケ独特の追加練習の多くにも参加されているようで、まさにオケを育てている、という感じです。そして、今回はソリストが3名という豪華な構成。モーツァルトではピアノの田中先生そして「大地の歌」はテノールの藤田先生とバリトンの大西先生という豪華な演奏会となりました。「大地の歌」自体は、テノールとアルト(またはバリトン)という楽譜の指定なので、こうして男声2人での演奏も(少数派ですが)あるのです。

「後宮からの逃走」は、モーツァルト中期には珍しくトルコ風の曲であることから管楽器や打楽器の編成が大きく、序曲の演奏でもクラリネット、オーボエ、フルートがすべて2本ずつ揃う(そしてトランペット、ティンパニふくめ打楽器群)ことから、モーツァルトとしては(何かとステージに乗るメンバー調整が大変なアマチュアオケでも)良く取り上げられる曲となっています。私も今回で4回目となりました。
・・にしても速い!練習では超快速で、指も弓もギリギリ一杯。本番では少しおまけしてゆっくりしたスタートとなったのですが、そのままテンポキープする派と、いつものテンポに戻ろうとする派での若干の乖離が発生。冒頭部分はコントラバスはお休みで、次のfに向けて管楽器達とどちらのテンポに寄せて参戦するのか、緊張溢れるスタートとなりました。

2曲目も同じモーツァルトですが、こちらは逆に最晩年の作品にもかかわらず編成は小さく、フルートは1本、クラリネットもトランペット/ティンパニも出番なし、という初期~中期頃のものに近い楽器構成となっています。必然的にアマオケで取り上げられる機会は少なく、私もようやく2回目となります。前回は遙か昔の神奈川在住時代、まだ東京銀行があった時代に、東銀オケにお声を掛けていただいて以来となります。今は​MUFGオケ​として規模も大きくなっているようですが、当時は行員やOBの方とそのご家族ご友人を中心にしたアットホームなオケだったのが、この曲の演奏と共に懐かしく思い出されます。
久しぶりに演奏してみると、1楽章の展開部の凄さ(交響曲40番の4楽章展開部やアヴェ・ヴェルム・コルプスのような転調が繰り返される)に感じ入ると同時に、他のモーツァルトの作品以上に「外した音は全部聞こえてしまう」緊張感に痺れることとなり、改めてモーツァルトの凄さを噛みしめた次第です。この曲はモーツァルト自作のカデンツァがあるため、今回もモーツァルト作のものを使ったものと思います。(特に違和感なかったので)。ソリストの田中先生はオーケストラの動きにも気を配る余裕の演奏で、良いアンサンブルでの演奏になったと思います。演奏終了後のカーテンコールに応えてのソリストによるピアノ独奏のアンコールがありましたが、曲名を確認し損ねてしまいました。

 「大地の歌」のセッティング

そして室内楽版の「大地の歌」。シェーンベルクの室内楽版での編成は、
フルート(ピッコロと持ち替え)、オーボエ(アングレと持ち替え)、クラリネット(Esクラ・バスクラと持ち替え)、ファゴット各1,ホルン2、打楽器数名、ピアノ、ハルモニウム、チェレスタ、弦5名(各1)というもの。これで3管編成フルオーケストラのマーラーの響きがそっくりに再現され、さらに歌手の負担を和らげる(オーケストラの音量が小さいので、歌もそれに合わせて音量を調整できる)ことができ、目の付け所と言い、編曲の技と言い、さすがシェーンベルク、といったところです(実際にはシェーンベルクは未完のままで世を去り、リーンが引き継いで完成させたとのこと)。小節数や表現は基本的にはオーケストラ版(ピアノ版ではなく)を基にした編曲のように思えましたので、楽譜のパート譜のおかしいところ(品質が良くないことが多いレンタル譜の中でも、この曲の譜面は致命的な誤植が何ヶ所かあって、なんだかなぁ・・というものでした)はオーケストラ版のスコアに合わせました。
マーラーの曲というと「音符も黒く詰まっている」という印象がありますが、4番の4楽章、8番の後半や大地の歌は例外的に休符や白丸の音符が多い譜面となっています。これらは独唱を伴う楽曲なので、音量的な配慮からオーケストラの鳴りを抑えているためと思われます。ですから原曲(オリジナル)のマーラーの譜面ですとオーケストラは3管編成(マーラーとしては小さい方ですが、これでもブラームスよりは大きい)と独唱を対峙させることから、コントラバスの出番はかなり少ないです。今回は室内楽版ということで楽器が少ない所を演奏楽器でフォローし合う都合上、オリジナルよりは音符は増えています。わかりやすいところでは、チェロや、はてはヴィオラがオリジナルでは分割演奏していたパートの一番低い音が回ってきたり(それでもヴィオラの音域ですから、通常では弾かないような高音)、6楽章で地味に登場する「マンドリン」の音をまねて、高音域のフラジオ(自然倍音)ピチカートとか、オーケストラの譜面では普通見ないハイテクがガンガン出てきます。室内楽でもこの曲級の技法が要ったのは、プロコフィエフの「5重奏曲」くらいでしょうか。(ストラヴィンスキーの「兵士の物語」は、カウントは難しかったけど技法的にはそんなに難しくない)
その一方でオリジナルでも指定されたコントラCの音は省けないし、さらにコントラファゴットあたりの音も救わねばならないので、エクステンダーも大活躍となりました。
カウント、技法、高低音と、曲としてはなかなか多彩で刺激的な曲でした。個人的にはカウント失敗やつられて飛び出したりとか、久しぶりに派手に聞こえるチョンボをやらかしてしまい、ご迷惑をお掛けしてしまいました_| ̄|○
 もう多分一生あたらない(はず笑)と思いますが、今後オリジナル版の「大地の歌」は演奏機会がありそうな気もします。それに向けてのよい経験にもなったと思います。次回はこんなことにならないように・・


初めて神戸のオーケストラへリハーサル回数重ねる形でお邪魔させていただきましたが、降り続く雨(結局前後の雨も含め西日本中心に200名ちかい犠牲者が出る、大災害でした)のため、打ち上げは中止。ともかくお客様も奏者も、安全に帰宅することを最優先する行動となりました。幸いなことに終演後は雨もほとんど止んでおり、阪神高速神戸線~名神高速を通る最速ルートで帰ることができました。しかしこの日通れた道も、翌日には京都東~瀬田東(まさに逢坂峠を越える箇所)の上り線が再度通行止めとなるなど、上手く帰れたのはたまたま、でしかないような状態でもありました。


過去の演奏経歴です。通算311ステージ目。

■モーツァルト:「後宮からの逃走」序曲    
・山下 一史/麻生フィルハーモニー管弦楽団(1992/11)
・藤崎 凡/清水フィルハーモニー管弦楽団(2003/06)
・粟辻 聡/墨染交響楽団(2012/09)

■モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
・草野 保雄/岸野 恭子/BOT(東京銀行)交響楽団(1992/02)

■マーラー:交響曲「大地の歌」(シェーンベルグ編曲:リーン補筆)
・(初)


オーケストラクラシークでの演奏履歴です。

・初参加







最終更新日  2018.07.12 23:07:29
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