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日本版レコンキスタ宣言   旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

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2022.03.14
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カテゴリ:国際情勢について
日経新聞より

ロシアによるウクライナへの侵略は、平和を保つための国際社会の機能がまひしている現実を突きつけた。その最たるものが、国連の安全保障理事会だ。

安保理に求められるのは「平和の番人」の役割で、その権限も与えられている。平和を脅かす国には制裁を決定し、国連メンバーはそれに従う義務がある。

ロシアの侵攻を受け、安保理は2月25日に急きょ、会合を開いた。だが、制裁はおろか、非難決議すらも採択できなかった。

しかも交代制である安保理の議長国は当時、ロシアだった。侵略国が緊急会合の司会を務めるという喜劇のような光景もさらした。

常任理事国の米英仏中ロは決議への拒否権を持っている。ロシアはこの特権を使い、これからも制裁案を葬るにちがいない。

前提崩れた5カ国による秩序
この状態はアジア太平洋の安定にとっても大きな脅威だ。仮に、中国が台湾に侵攻したとしても、同国の拒否権により、安保理は全く身動きできない恐れが強い。

北朝鮮は2022年だけで9回、ミサイルを発射した。弾道ミサイルの発射は、国連決議への違反だ。だが、北朝鮮をかばう中ロの抵抗により、安保理は22年、非難決議も採択できていない。

このありさまは今の安保理体制が、もう限界にあることを示している。この体制は先の大戦直後の1945年10月、戦勝国の米英、ソ連(ロシア)が主導し、中国とフランスも加えて立ち上げた。

これら5カ国が世界秩序を支えることを想定していたが、前提は完全に崩れた。ロシアは明白な侵略国となり、中国も現秩序を守るより、曲げる側に回っている。

むろん、安保理の病は今に始まったことではない。米ソ冷戦中も機能は滞った。2003年には十分な国連決議を経ず、リーダー役であるはずの米国がイラク戦争に走る事態にもなった。

だからといってこれ以上、現状を放置できない。ロシアによる侵略は、戦後史の中でも最悪といえる大国による暴挙だからだ。

では、どうすればよいのか。理論的には2つの道がある。安保理の体制内改革をめざすか、それ以外の道を探るのかである。

ソ連からの継承手続き検証か
このうち、王道は前者だ。いちばん望ましい方策は、常任理事国の拒否権に一定の制限を設け、中ロなどが乱発できないようにすることだ。

それには国連憲章を変えなければならない。憲章の改定には総会の3分の2と、すべての常任理事国の賛成が要る。実現は極めて難しいと言わざるを得ない。

拒否権を制限することには「中ロだけでなく、特権を手放したくない米英仏も本音では反対だ」(国連事務局幹部)


そこで次善策としては、米英仏中ロの拒否権をそのままにする代わりに、安保理メンバーを増やすという道がある。

常任理事国に日本やドイツ、インドといった主要国を加えたり、現行10カ国の非常任理事国枠を広げたりする。これにより、中ロなどへの圧力を強め、安易に拒否権を振るえない雰囲気を生み出していくねらいだ。

もっとも、これも憲章改定が必要だ。安保理の外交関係者によると、一部の国々から改革を求める意見が出ているが、中ロなどはそうした議論を公式記録に残すことにも難色を示している。

ならば、まずはウクライナ侵攻問題に焦点を絞り、常任理事国などからロシアを外すことを考えてはどうか。欧州メディアによれば、西側諸国の一部では、この案を探る動きが浮上しつつある。

ロシアは1991年に崩壊したソ連を引き継いで、常任理事国におさまった。国連憲章上、この手続きに「不備」がなかったかどうかを厳しく検証し、ロシア追放につながる根拠を探すことなどを想定しているようだ。

2004~06年、日本の国連次席大使を務めた北岡伸一・東大名誉教授は語る。

「国連の決議は、即効性はなくとも国際社会に対して正当性を訴えられる。05年に日本がドイツ、インド、ブラジルと連携し、安保理メンバーを増やす改革案を総会に提出したように、国連総会の場をうまく活用し、常任理事国でも問題があれば圧力をかけられるような努力を続けるべきだ」

G7強化で支える

あきらめずに安保理改革を試みる一方で、体制外改革の努力も急がなければならない。

具体的には、自由の価値や秩序観を共有する国々で「有志連合」をつくり、安保理の機能を補っていくことが選択肢だ。加藤良三元駐米大使は主要7カ国(G7)を機構化し、平和や安定のために共同で行動する案を唱える。

国際ルールを破る動きに対し、G7はこれまでも非難声明や制裁で協調してきたが、実情は任意の集まりにすぎない。

「新たに協力の理念や目的を定めたり、常設組織を設けたりして、G7がより強力に行動できるようにする。オーストラリアやインドといった主要な民主主義国を迎え入れてもいい。それにより、安保理の本来の機能を側面から支えるべきだ」(加藤氏)

もちろん、国連には開発や人道支援、食糧、エネルギー、環境対策など重要な貢献を日々、果たしている機関がたくさんある。だが、強制力をもつ安保理がこのままでは、世界の秩序はおぼつかない。ロシアの蛮行をもってしても改革できないとすれば、安保理が変われる日は永遠に来ないだろう。

----------------------私の意見-----------------------

過去の日本は国際連盟を自ら脱退して孤立し太平洋戦争へと突き進んだわけで、国連でのロシア排除はロシア国民も打倒プーチンになるだろうと思う。

国連がが変わらない限りプーチンもまた変わらないし、ロシアの国民も変わらないと私は思う。

日本・ドイツ・インド・ブラジルと共同歩調すべきと私は思う。ウクライナを助けることができるのは私は国連しかないと思う。国際社会でNO突き付ける以外にない、そして徹底してウクライナへの支援、また難民に対しても惜しみない支援が必要だと思う。

ここで岸田さんがGDP3位の国として、ロシアとの国交を断絶しウクライナへの惜しみない支援を行うと表明するだけでもロシアには打撃になる。

9条の縛りがあるとか、G7の共同歩調なんて言わず、徹底的にウクライナを経済的に日本国として支援する、増税もやぶさかではないと、力による変更に日本国は断固反対するという強い決意を示すことだと私は思うのだが。





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最終更新日  2022.03.14 17:05:47
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