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日本版レコンキスタ宣言   旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

日本版レコンキスタ宣言 旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

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2024.06.22
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北海道新聞より

「男性も育児をするのが当然」と言われるようになりました。でも実際は、男性の育児時間は女性を大幅に下回るなど、子育ての負担は女性に偏っています。少子化の一因ともされる、この男女格差をなくし、共に子どもを育てる社会をつくるにはどうしたらいいのか。札幌の2組の夫婦と専門家を取材し、ヒントを探りました。(くらし報道部 石橋治佳)

「味見してみるか」。札幌市中央区の税理士板倉圭吾さん(47)は自宅のキッチンで、中学3年の長男(15)と小学6年の長女(11)と夕食を作っていた。
 2015年に公務員を辞め、税理士へ転職し、現在は自宅に事務所を構える。司法書士として市内の事務所で働く妻千春さん(47)と、育児と家事を分担する。「性別に関係なく、やれることをやるのが板倉家」と話す。

ただ公務員時代は家事をほとんどしなかった。当時、同じく公務員だった千春さんと共働きだったが、「妻の負担が100で、自分は0だった」と振り返る。
■長男の誕生、意識に変化
 意識が変わったのは、長男が生まれた直後の09年。長男の病気が分かり、急きょ約3週間、育休を取得した。病気は手術で治るものだったが、妻の負担を少しでも軽くしたいと考えた。夜中に泣いた時は起きた方がミルクをあげるなどルールを決めて、協力して世話をした。「育児が自分事になって、自分ができることがあると思えた」
 12年に長女が生まれ、生後8カ月で千春さんが職場復帰したのに合わせ、2度目の育児休業を取り、約1年5カ月休んだ。家族との時間を大切にするため、転勤のない仕事をしたいと考え、育休中、税理士の資格取得の勉強もしていた。
 その頃の板倉さんについて、千春さんは「家族のために栄養バランスを考え、料理がどんどん上手になった」とし、家事育児の負担が偏りなく「フラットになった」と話す。

板倉さんは職場復帰後、1年ほどで税理士に転身。その後、千春さんも公務員を退職し、司法書士になった。
■イクメンをサポート
 税理士の板倉さんが仕事で掲げるのは「イクメンとワーキングマザーをサポートする」。顧問契約する企業の経営者に対し、育児中の職員への配慮を助言したり、在宅勤務の環境を提案したりする。「楽しそうに育児する男性が増えてほしい」と板倉さんは話す。

札幌市東区の会社員加茂政春さん(30)と、喫茶店で働く妻の凪彩(なぎさ)さん(29)は時にぶつかりながらも話し合うことで、「互いにできることをやる」という育児スタイルをつくってきた。
 加茂さんは残業で午後7、8時に帰宅した後、家の掃除や洗濯をする。「残業したからって、育児ができないわけじゃない。妻が育児に追われ、できなかった家事を自分がすれば、育児をしたことになる」と考える。
 だが、最初は違和感があった。加茂さんの父は仕事一筋で、家事育児はパートをしていた母親が一手に担う家庭で育った。「友人の中には夫は稼ぎ、妻は家事育児という人もいる。違和感は今もなくなったわけではないけれど、うちはうち。自分がやりたいからやっている」と話す。
■家事をせずに寝て「怒られる」
 育児や家事をするようになったのは、凪彩さんの影響が大きい。加茂さんが夜、家事をせずに寝ていると、その後に仕事から帰宅した凪彩さんに起こされた。「きょう一つでも家事をした?」と言われ、謝って洗濯やトイレ掃除をした。「数え切れないくらい怒られた」と振り返る。その後、凪彩さんが妊娠。加茂さんは掃除や洗濯、料理を進んでやった。いざやってみると、「男だからできないことはない」という凪彩さんの言葉は「正しい」と実感した。

22年に長女柚葉ちゃん(2)が誕生。離乳食は、加茂さんが作った。「女性も初めて作るんだから、男性でも同じ」と凪彩さんに勧められたからだ。
■話し合い、関係に変化
 子どもが生まれてからしばらくは、夫婦の協力がうまくいかず、大げんかもした。2人とも初めての子育てに戸惑い、コミュニケーションも欠いた。ある時、それぞれの思いを話した。互いに、頑張ろうと必死だったと分かり、夫婦関係をより大切にするようになった。
 柚葉ちゃんが体調不良の時には、加茂さんが仕事を早退し休むこともある。凪彩さんは喫茶店の調理担当として働いていて、「どっちが忙しくないかを考え、妻が忙しい時は自分がやる」と言う。
 秋には第2子が産まれる。「育児は一生続く。働きながら子どもと向き合っていきたい」と考え、育休は取らない予定だ。その分、働き方を工夫して時間をつくり育児をしたいと考えている。
 「もっと家事育児をやるべきだと思っている男性もいる。『自分でやった方が早い』と諦める女性も多いと思うけど、話し合うことで変わると思う」と話す。
■育児時間、男女で開き
 男性の育児時間は徐々に増えてはいるが、女性の4分の1にとどまり、依然として開きがある。

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総務省が5年に1度行う社会生活基本調査で、6歳未満の子どもがいる夫婦の育児時間は直近の2021年で、妻が3時間54分、夫が1時間5分で、2時間49分の開きがあった。前回16年の調査と比べ、差は7分縮まったものの、女性に負担が偏っている。21年は家事時間も含めると、妻が7時間28分、夫が1時間54分だった。調査の年が異なるため単純比較はできないが、海外と比べ日本の男女格差は際立っている。
 内閣府の男女共同参画に関する調査(22年度)によると、女性は配偶者の有無にかかわらず、長時間労働はそれほど多くないのに対し、男性は結婚している方が長時間労働の割合が高く、若い世代ほど仕事に専心する傾向が強かった。夫の育児をどう感じるか、妻に尋ねた設問では「実施頻度が低い」「やりたいことしかやっていない」と、ネガティブに捉える回答が目立った。分析結果では、男女共同参画の意識が浸透しつつある中でも、結婚し子どもを持った後に「性別役割分業の意識が表面化しているように見える」と指摘している。
 なぜ日本では性別役割分業の意識が根強く、育児の負担が女性に偏るのか。家族とジェンダーや北欧の子育て支援制度などを研究してきた藤女子大学の木脇奈智子教授(家族社会学)に、日本の男性と育児の関わりの変遷や課題について聞いた。

 戦前の「家制度」は戦後の民法改正で廃止されたが、男性は育児から引き離れていた。木脇教授はその要因について、3歳までは母親の手で育てないとその後の成長に悪影響を及ぼすという「3歳児神話」が高度経済成長期に浸透したことを挙げる。
■「3歳児神話」の呪縛
 3歳児神話が日本で広まったのは1960年代とされる。世界保健機関(WHO)が英国の学者に委託して第二次世界大戦後の児童施設で行った研究がきっかけだ。報告書は51年に出され、海外では否定されていったというが「日本では母親が特別と捉えられ、自己犠牲して尽くす母親が尊いとされた慣例があり、インパクトが大きかった」とみる。拡大解釈されて浸透し、子どもの問題行動が、母親の就労や母親の愛情が足りないなどの養育態度と関連づけて考えられていったという。

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その後研究が進み、母親の就労と子どもの問題行動に関係が無いこと、父親が育児に関わることで母親の育児不安が軽減されることなど分かってきた。
 98年の厚生白書で「3歳児神話に合理的な根拠はない」とされた。だが今でも、保育園に預けて働くことに罪悪感を抱える母親はいる。神話が植え付けた「いい母親」のイメージが「どこか心に残っている」ことが影響しているという。
 さらに木脇教授は「政策の面も影響した」と強調する。78年の厚生白書で政府が「家族は福祉の含み遺産」という考え方を示し、子育てや介護を家庭で女性が無償で担うものと位置づけた。「国にとっては高齢者施設や保育所を作らずに済むというのもある。女性を専業主婦へと誘導し、子育てに男性が登場しなくなって少子化を招いた」とする。
 社会が変わり始めたのは90年代だ。92年に育児・介護休業法が施行され、男性も女性も育児休業の取得が可能となった。90年代半ばには、男性が家事育児から切り離され人間性を阻害されてきた-と指摘されるようになり、男性学に注目が集まった。
■国も後押し

男性も子育てしやすい社会の実現に向け、国は10年から「イクメンプロジェクト」を進め、男性の育児休暇取得の促進にも力を入れている。保育園の送り迎えを担ったり、抱っこひもをしていたり、育児の場面で男性の姿を見ることは増えた。育児をする男性の姿が世の中に見えるようになってきたが「北欧では男性が育児をするのは当たり前。まだ日本の変化は小さい」と指摘する。
 変わりつつあるとはいえ、依然として「育児は女性」という考えは根深い。「社会はいっぺんには変わらない。政府がはさみを入れる必要がある。社会が子育てをするようにしないと、子どもを産む人がいなくなる」と危機感を示す。

-------------------------私の意見--------------------------

男性の育休がなんと85%のスウェーデンを紹介したサイト

育休男性85%の国、北欧スウェーデンの育児休暇事情(現地レポート) | SaaS辞典|SaaSの選び方・おすすめ・比較ならSaaS辞典 (gozal.cc)

私は出生率の改善には、父親いわゆる男性の育児参加が必須と思います。できれば男女育児機会均等法なるものの制定です。育児や家事における男女平等の概念です。

因みに我が家は家事を分担しています。炊事当番の時ははっきり言って嬉しい(笑)家内から仕事の出来る男は家事も出来るハズだと言われております(笑)一緒に家事をする時もあります。私が洗い物して家内が拭くという感じです。家内が掃除機かけてる時、私が整理整頓するという感じです。

子どもが習い事してた時は、交代で迎えに行ってました。もう育休はありませんが(笑)出張も多いので、その際にお使いを頼まれます。スーツで一人コストコ(笑)


ついに梅雨入りだけど、北海道には梅雨がありません。キョンキョン!!

小泉今日子 水着切り抜き グラビア 8ページ / お宝 水着 希少 ...

本日の一曲 渚のはいから人魚 キョンキョン!!今も可愛いけど




あいち交通死をなくすボランティアにじいろ会|さえりん♥ストラップ (aichinijiirokai.wixsite.com)





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最終更新日  2024.06.23 17:38:31
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Re:男性の育児が社会を変える? 札幌の夫婦2組からヒント探る<デジタル発>(06/22)   さえママ1107 さん
tckyn3707さんこんにちは!
いつもありがとうございます!!

時代は変わったんですね。
私は1998年に長女を2000年に次女を出産しましたが
家事や育児の主人と私の比率は0対100でした!!
主人は子どものオムツすら交換できずミルクもまともにあげれず
長女をお散歩にでも連れて行ってと頼めば、大声で𠮟りつけて長女は
大泣きして主人は超不機嫌カンカンに怒ってで帰ってきていました。
この人は育児の才能は0だと諦めてもう頼まなくなりました💦
家事も何もしません!!何か頼めば「俺は仕事してるんだから専業主婦
のお前の仕事だろう!!」と威張っていました。

でも幸い主人の両親と同居だったので義両親が子育てを全力で
サポートしてくれたので助かりました!!
今でも次女はパパよりおじいちゃんが大好きな娘に育ちました。

でもそんな環境で育った次女もこれから先結婚したら絶対に家事も育児も
旦那さんに一緒にやってほしいと望んでいます。

(2024.06.23 11:38:15)

Re[1]:男性の育児が社会を変える? 札幌の夫婦2組からヒント探る<デジタル発>(06/22)   tckyn3707 さん
さえママ1107さんへ

こんばんは、コメントありがとうございます。

私の場合、小学生の頃から両親が共働きでいわゆる「鍵っ子」でした。
家事は一通りやっておりました。


ですから今も家事については抵抗がないですし、料理・洗濯・掃除と子どもの頃からやってましたので。

ただ育児は上の二人の時はあまりやってませんでした。下の子の時は40対60でした。

これからは当たり前に育児・家事やらないと三行半突きつけられると思います(笑) (2024.06.23 17:34:51)

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