テーマ:医療・健康ニュース(4007)
カテゴリ:データ分析
昨日、塩野義製薬のコロナ薬「ゾコーバ」が緊急承認されました。
7月の審査では、承認を見送られていましたが、今回は評価内容を変えて承認に至ったようです。 前回の審査では、コロナの12症状について、投与群とコントロール群を比較していたそうですが、今回はあまり症状が見られなくなった症状を除いて5症状に絞って比較したそうです。 つまり、7月の審査では、そもそもあまり見られなくなっていた症状について、投与群とコントロール群を比較していたので有効性が推定できなかったというのです。症状が見られないのに薬の効果が示されるわけはありません。 でも、そんなことは7月時点で考慮しておくべきだったことではないでしょうか。お粗末な審査内容についてもっと報じてほしいものです。 軽症者を対象に薬の効果を判定するということは、そもそも効果が見えにくいということになりますが、重症化や後遺症を防ぐ効果はどうなのでしょうか。 ↓WBSでは、7月に承認が見送りになっていた理由についても報じられていました。 ツイッターで、「ゾコーバ」を含むツイートからワードクラウドを作成。 第8波が始まっているようです。発症から3日以内に服用すべき、というゾコーバは本当に役立つのでしょうか。 そういえば、21時のNHKのニュースやテレビ東京のWBSなどでは、大きく取り上げられていましたが、テレ朝の報道ステーションでは、極めて小さな扱いでした。 報道ステーションのスタッフは、スポンサーの中外製薬に配慮したい、また、政府発表を大きく取り上げたくない、といったことを考えたのでしょうか。「替え玉受験」のニュースをとても大きく扱っていました。 「替え玉受験」よりも「ゾコーバ」の方が重大なニュースなのではないか、と思うのですが・・・。 インフルエンザ薬などで、塩野義製薬と競合している中外製薬への配慮でしょうか?スポンサーあっての番組ですから・・・。 ネット広告全盛の昨今、テレビ局にとって、CMスポンサーへの忖度は重要性を増しているのでしょう。それにしても露骨です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.11.23 14:36:59
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