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カテゴリ:ひとりごと
今朝は、駐車場に深く積もった雪に車が埋まり、
30分以上も雪かきをして、冬を満喫した下田です。 あと一日で3月なのに・・・ 3月といえば、もう春なのに・・・ 「春」といえば、 枕草子の「春は、あけぼの」を思い出すのは 私だけでしょうか。 ------------------ 春は、あけぼの。 やうやう白くなりゆく、 山ぎは少し明かりて、 紫だちたる雲の細くたなびきたる。 ------------------ 中学生で古文を習い始めたとき、 最初の教材が、この「春は、あけぼの」でした。 そして、私は、この「春は、あけぼの」で 古文のリズムに魅せられました。 たいていの場合、古文は、 「何が書いてあるのか、わからない」 「文法を覚えるのが難しいし、つまらない」 と、評判が良くありません。 でも、当時の私は、 意味や文法よりも、リズムを楽しみたくて、 もっと続きを読みたいと思い 図書館で枕草子を探すと、 なんと 丁寧な単語の解説が付いている枕草子や、 ページ半分に原文、もう半分に対訳が載っているものなど、 わかりやすい本がいろいろとあるじゃないですか。 そして、訳文を一度読んだことがあれば、 一語一句、正確に覚えていなくても、 そこは日本語。 後で読んでも、話の流れはわかります。 以降は、テストで枕草子が出題されると楽勝で、 ますます古文が好きになったのでした。 学校の先生が、 対訳付きや解説付きの本を積極的に紹介してくれていたら、 きっと今頃は、もっと古文の人気は高かったのでは、 と思うのです。 少しだけの興味が、よいものに出会えて、 ますます好きになっていくのは、とても幸運なこと。 そして、よいものを人に教えたり、 伝えたりできることは、 人を幸運にできる素晴らしい力です。 テクニカルライターは、まさに、 便利な製品や、新しい技術のよさを伝える職業。 ユーザーに幸運を運ぶお仕事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/02/29 02:15:36 AM
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