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カテゴリ:ドラマ系の感想
『希望の終盤』
内容 右京(水谷豊)が、 特命係の部屋で、将棋のタイトル戦『龍馬戦最終第七局』の中継を見ていると。 突然TV中継に異変が発生する。 対局が予定されていた寿々屋旅館で、挑戦者、西片幸男・名人(水橋研二)が、 遺体で見つかったのだった。 建物の屋上にはゲソ痕が2種類。扉には指紋を拭き取った跡。他殺と断定された。 そのうえ、西片の部屋が荒らされている事が分かる。 右京は、部屋が荒らされているのに、 その時に花瓶の水がかかったと思われる将棋盤の水を、拭き取った跡。 価値のある将棋盤である事が、分かる人物だろうと思われた。 そんななか、防犯カメラに、関係者が真剣師と呼ぶ大野木亮(松田賢二)の姿。 死亡推定時刻のかなり前の『前夜祭』のとき、 被害者の西片と会っていたようだった。 それだけでなく、村田隆・龍馬までが、 西片に会っていた事まで分かってくる。 西片が信頼を置いていた将棋新聞の畑一樹(蟹江一平)によると、 大野木と西片そして畑は、奨励会の同期で、6年前まで、プロを目指していた。 そして、西片がプロを決めた対局は、大野木の反則負け。 龍馬戦の初戦と同じ、西片の敗戦と同じ『二歩』であった。 大野木『西片は、俺が遺した希望だ 敬称略 6年前。 自分たちが果たせなかった『夢のカタチ』でもあったプロ棋士。 が、逆に、偽りの対局によるモノと思うあまり、 プロとして励んでいく中で、自身が『偽りのプロ』と。。。 徐々に重圧となっていった。 そんなとき、自分を知ると思う者から電話がかかってくる。 追い込まれていた男にとって、十分すぎる『きっかけ』となる。 と言う感じですね。 『他殺』を いきなり強調していましたので。 あとは、理由付けだけ。 今回も、『悪意の存在しない事件』。。。。『も』ですよね。 今シリーズ、このパターンが多いですね。 もちろん、 『強い悪意』というモノが存在しないために、 結末を見た時に、『切なさ』が発生するのもまた、 このドラマの『カタチ』ですので、仕方ないと言えば、それまでだが。 ここまで、徹底されてしまうと。 逆に作り込み過ぎによる、違和感が見えてしまっています。 もちろん、そう言うドラマである事は認識していてもです! せめて、、被害者、、が、強い悪意を持っている者で 犯人に、同情を。..と言うパターンのモノであれば また、ちがうんでしょうけど。 ってか、それも『相棒』のパターンなのにね。 ま、いいや とりあえず。 人と人の戦い。。 『人の心を読む』それこそが、戦いの根本である。 だが、それにより、『間違った読み』をしてしまい、 自分自身を追い込んでしまった男の悲劇。 逆に、必死に支えようとした友人たち。。。 お互いの気持ちのすれちがい。。。 それは、将棋という人の心の読みあいという世界だからこそ、 お互いの心を、さらけ出す事ができなかったのかも知れません。 ということは、 将棋という事も含めて、面白く表現されていたと思います。 この悲劇性こそが『相棒』ですので。 それにしても 10円2枚、、、とはね。。 サスガに、ここからは、普通、気付きませんm(__)m というか、美和子さん。お手柄です。 次回は、久々に、岸部一徳さん。。。ですね これまでの感想 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.27 17:31:34
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