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カテゴリ:本
『しろい虹』 石田千 (KKベストセラーズ 2008年)
2004年に出た最初の単行本「月と菓子パン」から毎作品チェックしている作家、石田千さんの最新刊。懐かしいような、あたらしいような。なめらかなような、ゴツゴツしたような。エッセイというよりは随筆といいたい感じ。「トリ」「マメ」「カミ」・・・カタカナ2文字のタイトルが10数篇。日常の些細な出来事から、懐かしい思い出や人の心の動きについての話へとひろがっていって・・・。冒頭の数話は、ちょっと文章表現の習作っぽいというか、ひねりすぎかな?と感じたところもあったりしたのだけど、あいかわらずの石田さんワールド、満喫しました。 もともとはKKベストセラーズのweb上で連載されていたものを1冊にまとめたものだそう。現在、白水社のHPでも連載中の随筆「店じまい」があって、こちらも楽しい。はやくまとまった形のを読みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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