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テーマ:海外生活(7776)
カテゴリ:メキシコ 風景と行事 祝日
久々に行ったメキシコシティは、やっぱりとっても巨大でした。
メキシコ空港に近づくと、着陸のずいぶん前からずっとずっと巨大都市が眼下に広がります。 スモッグにまみれた、灰色の街です。巨大です。 そしてこうやって↑見ると、メキシコシティは2240mの高地にあるにも関わらず、 周りをそれ以上に高い山々に囲まれた盆地であることが、良く分かります。 写真は撮れませんでしたが、 メキシコシティ近郊の冠雪しているポポカテペトル山という五千メートル級の火山の真横を 飛行機が通り過ぎ、迫力でした。 2年半前、着任で初めてメキシコ空港に降り立った時、 見上げた渡り廊下に大きな穴が開いていて、ほんとうにガックリ脱力し、 私はなんて国に来てしまったのだろう・・・・・、と大いに不安にさせられた場所は、 見事に改装が済み、ブランド店などが建ち並ぶ、明るく立派な「国際空港」になっていました。 いいなぁスタバ。パナマまで進出してこないかなぁ~~ 改装後(もう1年ほど前から)、メキシコ空港のイミグレーションは ヨーロッパ・アメリカ・アジアからの着便と、カリブ・中南米便と2箇所に分けられましたが、 相変わらずカリブ・中南米向けブースは古く汚く、整列させる要員はおろか、 超超長蛇の列にもかかわらず外国人向けの係員はひとり、と、 相変わらず虐げられていました。 イミグレに並ぶこと2時間弱。 誘導の悪さから数十人の外国人が長蛇の列の最前列に割り込む形になり、 さすがに呑気なラテン人も1時間半も並ばされた後の割り込みは許せないらしく、 ブーイングが湧き(当たり前だけど)、あわや暴動になるのでは?と、 ちょっと恐かった2時間弱。 やっとやっとイミグレを通過し、通関の近くに設置中だった2機のエレベーターの箱の様な用具。 これって、うわさに聞く人体スキャナーじゃないの? もしかして? (って、「人体スキャナー」の形なんて想像もつかないから、これはあくまでも「想像」) やっぱりメキシコ空港のカリブ・中南米イミグレは恐いよぉ 私も今度パナマからメキシコに入国したら、スキャナーかけられちゃうのかしら
巨大都市メキシコシティは、相変わらず大量の車で混みあっていました。 乾季真っ最中ということもあって、ものすごい排気ガス、ものすごいスモッグ。 メキシコシティのタクシー、もちろんエアコンなんてありません。 渋滞中の車内は・・・・・慣れていてもマスクをしたくなります。 通りでは、相変わらずヘンなものを売っていました。 プロレスのマスクに、日本の縁日で売ってるようななんちゃって和傘。 路上売りはパナマにもいるけど、圧倒的にメキシコのほうがバラエティ豊か。
メキシコのタクシーの代名詞(?)、ビートルくんも健在。 でも、ビートルのこの型自体が製造中止になって久しいのと、 現在のタクシーの新規登録は、4ドアでなければならなくなったので、 このビートルタクシーもグンと少なくなっています。 今は普通のセダン(日産サニー=メキシコ名Tsuru )が主流。 因みに私は、メキシコシティでビートルタクシーには乗ったことありません。 ビートルは、危険なメキシコタクシーの代名詞です。 乗らないように、しましょう! 年末、寒波が来てとても寒かったというメキシコシティですが、 年が明けてからは暑い日が続いたらしく、今年のハカランダはもう散りかけていました。 去年はこの頃満開だったので、今年はずいぶん早いです。
ホテルに着いたのは、飛行機着陸から3時間近く経った頃。 イミグレで待たされるし、乾季真っ只中の排気ガス充満の中のタクシーに どっと疲れました。 ここは、着陸から1時間後には自宅マンションで寛いでいられるパナマに、軍配 宿泊したホテル日航メヒコの部屋からの夜景。 1年前泊まった部屋とは逆サイドの部屋で、メキシコシティが郊外の山の上まで 大きく広がっている様子がよく見えました。 地方から一攫千金を夢見て出稼ぎに来る人たちが、住むところを求めて 山の上へ上へと居住地を延ばし、こうやって巨大都市メキシコシティは日々ますます、 巨大化していっているのです。 因みに、山沿いのオレンジ色の小さな光、貧民街の光は全て「盗電」だそうです。
ここパナマシティの、半径数キロの世界で生活が終始している1年近くを送った身としては、 巨大都市メキシコシティは、やっぱり恐かった、というのが正直な感想。 住んでいる頃は命綱だと思って片時も離さなかった携帯電話が今回はなく、 それも不安で不安でたまらなかった一因。 公衆電話のかけ方も、知らないし・・・・・・。 流しのタクシーに乗ることはNGになっているメキシコ駐在員社会ですが、 今回、シウダデラ市場からの帰りに呼んだラジオタクシーが 通りの名前と番地がしっかり分からないところには配車できないと融通が利かず、 仕方なく流しのタクシーに乗るハメに。 夕方、ちょっと暗くなりかけてたし、 駐在中、あんなに注意深く暮らしてきたのに、 旅行に来たこの数日間で強盗とかの事故に遭ったらシャレにならないと、 かな~り緊張しました。 まあ、何もなかったけど。 しかし、ラジオタクシーよりも格安だという流しのタクシーの料金は、 行きに利用したホテルタクシーの六分の一でした。 話には聞いていたけど、やっぱり流しは安いっ!! あと、空気の薄い高地メキシコシティに滞在して、 久々にあの頃感じていた息苦しさを感じました。夫は頭痛がすると。 夜も熟睡できないし(空気が薄いと眠りが浅い、という話。) 友人宅でもお湯はなかなか沸かないし、やっぱり高地の生活ってタイヘンだったよね・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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