選挙での大敗による責任の取り方・・・
大相撲の横綱朝青龍が疲労骨折の診断書を提出して巡業に不参加しただけでなく、モンゴルでサッカーをやっていたことがバレて緊急帰国していましたね。その表情からは「くそっバレたのかよ」的な感じで反省の色が見えなかったんですけどね。仮病使ってまで巡業行きたくないっていうのは姑息な手段だけど、同じように先日の選挙で惨敗しているのに退陣せずに総理の座にしがみつくだけでなく、『私の国づくりは、まだスタートしたばかりだ。改革を進め、首相として責任を果たしていかなければならない』なんてコメントして、未だにどんな事態になっているかわかっていない人がいますよね。そう、アベ総理です。 ところで、この人ってホントに選挙の結果をどう受け止めているんでしょうね。っていうか、なぜ歴史に残るくらいの大敗をしたのかわからないのかな。有権者は景気回復っていっても大企業ばかりが儲かっているだけで、その恩恵がほとんど受けられないだけでなく、住民税などの税金が軒並み上がるなどコイズミ→アベ政権下でどんどん暮らしが苦しくなってきているのを目の当たりにしてきているんです。とどめは年金の問題&政治とカネですからね。 すなわち、アベ総理は有権者がどんな気持ちで与党の政治運営を見ているのか全く理解していないんですよ。コイズミ政権の時に得た議席数をフルに使って、国会での議論もそこそこに強行採決のオンパレードでしょ。そりゃ有権者も怒るわな。 この辺はアベの師匠ともいうべきコイズミが鈍感力なる言葉を投げかけていましたが、有権者の気持ちにまで鈍感になったのが敗因でしょうね。 さて、そのような歴史的大惨敗を受けて、与党関係者から「アベ、やめろ!」の声がでてきています。石破茂元防衛庁長官は「首相は(参院選で)『安倍か小沢(一郎・民主党代表)か』と訴えた。有権者にどう説明するのか。挙党態勢(で乗り切りたい)では答えにならない」と、至極当然なことを発言されています。選挙の際にここまで大見得切っていたんですから、それなりのことをやってくれないと確かに与党関係者にとっては支持者に説明できないよね。 まぁ、アベにとってはコイズミ仕込の鈍感力で乗り切るつもりのようですが、なんだかねぇー。 自民党の中にアベに変わる有力な政治屋がいたら速攻でアベを退陣させるんだろうけど、適当な人がいないし、このような最悪の状況時に総理総裁になるくらいの骨のある人なんていない。だから、ホントは引きづりおろしたいけどこんな大変な時に手を挙げるよりも、アベに押し付けておこうというのがホンネなんでしょうね。 あっ、いつものことながら、「間違っている」的コメントはご遠慮下さい。