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カテゴリ:箏のこと
前日に急に連絡をいただき、世田谷にある教会で行われる邦楽を聴く会に行ってきました。
出演者は、藤本瞳さんという沢井の先生、そして、なんと、山本邦山先生、真山先生。 そんな豪華な面々が、教会で?と不思議な気持ちで見に行きましたが(立派な舞台で、それなりの金額をとって演奏会をしても全然不思議ではない・・・っていうか、むしろそっちのほうが普通!?)ものすごく良かったです。 まず、教会ですが、非常に広く、座席数も多いので(いわゆる、お祈り用の椅子とテーブルですが)沢山入れるし、天井が高く、もともと講和を聞いたりするための場所なので音響も良い。 演奏はもちろん、マイク無しで、すごく素直に後ろまで音が届きました。へんな余韻も残らず非常に自然な感じ。なかなかいい場所です。 周りは閑静な住宅街、しかも、大邸宅ばかり!なんてったって、「あ、あった、あれだよ、教会・・・」と目指した大きな三角屋根のおうち・・・普通のおうちでした・・・で、でか! この時期になると、寒いのが難点ですが、非常に良い会場でした。 演目の中で(すべて素晴らしかったのですが)最も感動したのは、「翼にのって」と「花さき山」。翼に~は藤本先生のソロで、さすがに沢井曲、聞かせ方も弾き方も非常に自然で曲も良かった・・・私は弾けないけれど、あの人が弾いたら絶対素敵だと思う・・・と想像しながら聞いてみたり。導入部のメロディーが非常に私の心にぐっと来ました。曲もよいですね~。 花さき山は、日本の昔話を語りながらBGMで箏、十七弦、尺八が演奏するもの。その語りが、俳優の山本昌之さんという方で、なんと、邦山先生の三男だそうです。・・・一家総出で会をすごく盛り上げてくださいました。何に感動したって、語りの方がすごくお上手で、しかも、見た目も非常にかっこいいこと!そして、十七弦の方が非常にうまかったこと!いいな~あんなふうに十七弦弾きたいです・・・ 邦山先生の残月も聞けたし、非常にお得な、そして、勉強になる会でした。 こうやって、いい演奏を聞きに行って、勉強する、何かを感じ取る、今までの私にはまったくなかったことで、本当になんてもったいない時間を過ごしてきたのだろうと思います。興味があって、お財布との相談が付いたときは、これからもいろいろ多岐にわたり舞台を見たいと思います。 土曜日は日本音楽集団の公演を聴きに行きます。 昨日は、小田急線が大幅に乱れて大変でした。 と思ったら、今朝は、横須賀線がまただいぶ乱れているようです。 今日のお稽古、早めに出発しようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月17日 08時51分30秒
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