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カテゴリ:箏のこと
最近、お仕事で箏を弾かせていただくことが何回か続いています。
箏弾きにとって、出費ばかりではない、収入のある演奏ができる場と言うのは、非常に少ない!ある一部のプロの方を除き、そして、生徒さんを持っていらっしゃる先生を除き、正直、箏を弾くだけで生活が出来る人はそうそういないのではと思います。 かく言う私もその1人、出費ばかり、弾く場があるだけで大感謝、喜んでどこへでも行きますという感じです。 そんな中で、少しでも収入になるお仕事は本当にありがたい。 でも、箏を弾くお仕事ってとっても大変。 まず、楽器、それに伴う小物を持っていかなくてはいけない。 (立筝台、柱、楽譜、爪などなど) 着物を着なくてはいけない。(場合によりますけどね) この二つ、今の私には到底1人では無理な話なのです。箏を持つだけで片手はふさがり、小物類を持つだけで両手がふさがります。 そこに、着物のガラガラをひく・・・考えただけでその日演奏するのは無理です!(手がプルプル震えて・・・) それでも先生方がお若いころは、そこにプラスお子さんをおんぶして行ったとか、本当に尊敬せずに入られません。 まあ、そのくらいお仕事の種類によっては準備が大変なのです。 で、今回、私は、夫つきで、しかも車で送ってもらったのに・・・なんと、忘れ物をしました。 持っていかなくてはいけない中の、大事な一まとめをすっかり忘れ、顔が真っ青。 次の日も演奏があるので、その日はそのまま都内へお泊り、余裕で荷物を用意したつもりが・・・浮かれてたんでしょうね、すっかり一そろえ荷物を家に忘れてしまったのです。 もうあんぐり。ですが、迷っている暇はありません。 都内のお仕事の場所まで、鎌倉往復2時間と夫は見込んで、直ぐに車で取りに帰ってくれました。←ここいらへんも、すでに私も夫も常識的な判断にちょっとかけている・・・でも、それがないと、お仕事に穴を開ける、もしくはとっても失礼なことになってしまうのです。お互い一生懸命でした。 幸いなことに、一緒に弾いてくださる先輩が心の広い、しかも落ち着いた方だったので、きーっとならずにかなり冷静に夫をぎりぎりまで待つことができました。が、鎌倉に着いた時点で、もう帰ってくる時間がオーバーすることが確実になり、最後の手段(!?)お金で解決しました・・・ もう、恥ずかしい恥ずかしい。 でも、お仕事に穴を開けなくてよかった・・・それだけ安心しました。 私の頭の中の消しゴムという映画を見たばかりなので、散々後から夫に、「嫁、消しゴム・・・」とつぶやかれましたが、もう本当に私は夫に頭が上がりません。 これからは、出かける度に忘れ物リストを作らなくてはいけないかも・・・特に、二つ以上用事が重なるお仕事の旅行だと、すごく注意が必要です・・・ 寛大に見守ってくださった先輩にも大感謝だし、夫にも感謝。 やっぱり私は1人では生きていけないのです・・・くすん。 せめて、腕だけは着実に磨いていきたいものです←それが一番問題。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月26日 20時17分40秒
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