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テーマ:中国&台湾(3292)
カテゴリ:旅行
昨夜は超級リーグ(中国のサッカーリーグ)を見てきました。北京国安対上海申花の試合。場所は工人体育場(工人スタジアム)。工人というのは、労働者のこと。いかにも社会主義国家らしい名前です。北京オリンピックで、サッカー競技にも使われたスタジアム。古いスタジアムだけど、オリンピック時に改修したそうです。試合開始2時間前に行くと、すでに黒山の人だかり。こんなに中国はサッカーが盛んなのかと思いましたが。開門が遅いだけ。普通、キックオフの3時間前には開門すると思うのですが。結局、開門したのは1時間前でした。

チケットを買おうと、チケット売り場に行くと。チケット売り場の前で、ダフ屋のおじさん。何もチケット売り場の前で商売しなくてもいいと思うんだけど。わかりやすいと言えば、わかりやすい。公安も厳しく取り締まったりはしないようです。スタジアムはサッカー専用スタジアムではなく、陸上トラックのあるスタジアム。等々力競技場みたい。ただ、観客席の傾斜がきつく、サッカーの見やすいスタジアムでした。収容人員も4万人くらいは入るんじゃないかな。

試合は0ー0のスコアレスドロー。よく守ったというより、どちらも決め手を欠いた試合。特に北京国安は、パスをつなぐという意識がまるでない。縦にロングパスを出して、フォワードが走るというサッカーを繰り返していました。外国人フォワードの個人技に頼るサッカーで、こういうサッカーをいくら続けていっても、チームとしては何も重ねていくものがないな。

北京も上海もそうだけど、どちらもサイドバックがぜんぜんゲームに参加していない。現代サッカーというのは、サイドからいかに崩すかだと思うのですが。センターバックにボールが入っても、ぜんぜん開かない。ぜんぜん上がらない。ディフェンス専門で、攻撃の起点になっていない。本来、サイドバックというのは一番運動量の多いポジション。上下に移動して、あるときは守備をし、あるときはサイドをかけあがってクロスをあげる。そういうイメージなのに、ぜんぜん走らない。ぜんぜん仕事をしない。

ディフェンスもひどくて、抜かれそうになるとファウルでしか止められない。そのたびに試合が中断。どちらもフェアとは言いがたいプレーばかり。レイトチェックやバックチャージは当たり前。中国代表のラフなプレーがよく話題になりますが、そもそも国内リーグでフェアなプレイが行われていないのです。ファウルが多いので、審判がすぐに笛を吹く。これを期待して、たいしたチャージじゃなくても、すぐに転ぶ。中国ではヨーロッパのサッカーは人気でも、国内の超級リーグには人気がないというのは、こういうところに原因があるのかも。


サポーターはゴールの後ろに小さいグループがあるのと、バックスタンドの中央に陣取る大集団。でも、選手のコールとかはしない。スターティングイレブンの発表も盛り上がらない。スタジアムには2万人くらい入っていて、みんな北京国安を応援しているんだと思うんだけど。チームを応援するコールとか、チャントがない。だいたいコールリーダーというのもいないみたいだし。いたとしても、スタジアムに来ているサポーターの声を一つにしようとかいう意志もないみたい。

それより呆れたのは、紙飛行機。サッカーと紙飛行機と、どういう関係があるのかわかりませんが。みんな、持ってきた新聞を契っては、紙飛行機や紙吹雪を作って飛ばす。別に得点が入ったとか、ピンチを逃れたとかは関係なし。まるで紙飛行機を飛ばしたくて、サッカースタジアムに来ているとしか思えません。これが試合を見るのに、すごく邪魔。突然、歓声がわくので何かと思うと、紙飛行機がうまく飛んでピッチ近くまで飛んだ時。子供じゃないんだから、もっとサッカーに集中して見ようよ。

子供がサッカースタジアムで紙飛行機を飛ばしたら、それを叱るのが大人の責任。ところが大人が率先して飛行機を飛ばすものだから、子供たちもまねして紙飛行機を飛ばしている始末。自分のチームを応援するよりも、興奮して相手チームにブーイングの嵐。中国人にマナーを教えるには100年かかると言った人がいたけど、サッカーの観戦マナーを学ぶにはどれだけの年月が必要なのでしょうか。

スタジアムで困ったのは、試合の経過時間がわからないこと。サッカーは時間に限りがあるスポーツなので、残り何分なのかが極めて重要なのですが。サッカー用の45分計はあるのに、動いていない。しかたないので、表示されている時計を見ながら観戦。スタジアムの中には売店もなく、食事もできなければ、ビールも飲めない。売っているのはコーラだけ。もっとも興奮しやすい中国人観客に試合観戦中にアルコールを販売するのは、あまりにも危険かも。警察の警備の数も相当でした。ボールパーソンの代わりに、5mに一人警官がいる感じ。

試合終了後、選手はサポーターに一礼。でもピッチの中だけ。外国人選手がサポーターに手を振っていたけど。それでもピッチを出ることはありませんでした。川崎フロンターレだったら陸上トラックを超えて、サポーターの前まで来てくれるけどね。

スタジアムの中にはオフィシャルショップもなかったので、北京国安グッズも買えず。スタジアムの出口にショップがあったので、北京国安のユニフォームを買ったんだけど。スポンサー名が入っていない。中国人の北京サポーターの女の子が彼氏にユニを買ってあげて、お店の人に胸にスポンサー名が入っているのはないの、と聞いていたけど。店の主人は没有の冷たい一言。サイズはXXLのみでしたが、着てみると明らかにMサイズ。外国人のおじさんが試着もしないで買っていったけど、おそらく小さいんじゃないかな。僕も買ってみました。ユニフォームとパンツを合わせて、100元。adidasと書かれていたけど、パチモノでしょう。しかし、スタジアムの入り口のショップで、堂々と売っていていいのかな。

Jリーグのある国に生まれてよかった。つくづくそう思う一夜でした。





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Last updated  2009.05.02 12:01:30
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