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2007年06月11日
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いや~、昨日の日曜日は久々に丸々一日のんびりと過ごしました。
ビデオも片っ端から見たし、秋刀魚も焼いたし(笑)、子供とも買い物行ったし、思い残すことはなんもありません。ってか、おかげで今日は、朝から後遺症でやや頭がぼんやりしてます。ってかいつものことなんですケド(笑)

でもって、昨日のビデオでひとつオマケみたいな映画があったので、そいつを肴にちょっとノーガキたれときます(笑)
実は、この映画、流しっぱなしにして見ていた録画DVDの中に収録されていたもので、偶然ぶち当たったものでした。
本当にたまたま見ていたテレビでやってたって感じです。

以前、この原作が気になっていたこともあったので、テレビ画面にこのタイトルが出てきた瞬間、なんか「当たり!」みたいな感じでちょっと嬉しかったですね(笑)
原作は小川洋子さんの小説で、第一回本屋大賞を受賞した作品です。
出版当時、あちこちで随分と評判が良かったので、興味はあったのですが、私は「さんすう」が大の苦手でして(笑)、文章に数字とか数式とかが出てきたら嫌だなぁって、ちょっと敬遠していたんですね。

そんなチョイわけアリ(笑)小説だったので、偶然にもその映画が見られるってことで、日曜日のほんのささやかなシヤワセをもらった気分でした。
でもって、お話はというと、事故が原因で1日たった80分しか記憶が持続しない数学博士の家に、家政婦としてやってきた女性、そしてその子供の心の触れ合いが織り成す人間ドラマといったところでしょうか。

本を読んでいないので原作と映画の違いがよくわかりませんが、中々良く出来た映画だと思いました。数学~数式を、人生と人間に暗喩していく手法がとても上手だと思いました。特に私のような数字大嫌い人間が、すんなりと入りこめたくらいですから、原作の感性を殺さずにうまく描かれていたのではないかと推測できます。
この手のドラマは理屈に拘りすぎて、説明に頼らざるを得ないような展開になりがちですが、なんとかこの映画は、その説明しない部分をうまく役者の立ち回りで表現できていたのではないかと思います。無理して原作を読まなくてもこれで充分でした。

まあ、さほど感動もしませんでしたが、なんかほっとする映画だったことには間違いありません。
あと、私の母親も家政婦をしていたので、なんか自分の子供の頃の記憶が交錯して、ちょっと感情移入しすぎた部分もあるかもしれません。
ウチの場合は、ばあちゃんがいたし、こんなに明るい家庭じゃなかったんですけど、なんかね、このドラマに出てくる母子家庭の少年の心がちょっとわかるみたいな感じでしたね。

ドラマの最後は「数式」に込められた博士の愛情、というか人生哲学みたいなものが、それこそ数学的に、明快かつ啓蒙的に表現されていて、屁理屈好きの道楽親爺にはうってつけでした。
おかげで久しぶりに哲学的ロマンの世界にワープしました。
「ゼロ」の概念っていうのがね、とても良かったです。ともすれば権威的哲学みたいなことになりそうな理屈も、すんなりと聞けたし、その説明の仕方がとても良かったですね。

しかし、1日80分の記憶しか持続できないって設定、ある意味羨ましいです(笑)
何やったって、すぐ忘れちゃうんだから。
もちろん、これは病気という設定ですけど、アルツハイマーみたいに、全ての記憶が失われていくってことではありませんから、都合よく考えれば、毎日、日々これが新しい現実ってことで、案外シヤワセかもしれません、この博士は(笑)

そういえば以前読んだ養老孟子先生の本でも言ってたんですけど、「昨日の自分なんてどこにあるの?」ってのを思い出しました。
養老先生は、昨日の自分なんてものは有り得ないって言ってますね。
つまり、昨日の自分というのは、自分が行った行動の記録、つまり、単なる「情報」でしかないって言っておられます。
もし、「昨日の自分」っていうのがいたら、ここに連れて来てくれ(笑)とも言ってましたっけ。これも単なる屁理屈ですか?





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最終更新日  2007年06月11日 13時23分53秒
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