先立つものは何もないけど、とにかく西沢さんへのプレゼントを用意しないといけないですわですわ。

さあどうしましょうどうしましょう。


・・・そんなん感じで、もじもじしていたハヤテくん。

そして、そういうところに通りかかった桂お嬢さま。



不意にバッタリ出くわす女。


ーー彼女にお世話になりながら選んで買ったプレゼント。

それを、本来渡す予定のなかった意中のおひと・マリアさんに渡してしまったことが知れようものなら、自分自身のスケコマシとしての名が廃る!!


まるで母親に悪い点のテストを見られたくない子供のような心境で警戒とかするハヤテくん。

そうとは知らずに桂お嬢さまったら、「その様子だとちゃんとプレゼントを渡せたみたいね。」などとおっしゃったり。

これに対して「え"っ!?」とか返すハヤテくん・・・。




三白眼で迫る女。



仕方なく、全ての事情を正直に申し上げたスケコマシハヤテくん、加えてお金がないのも強調したり。




貸さない女。



しかし、決して鬼ではない桂お嬢さま、助け船とか出してくださるのです。





体で支払わせる女。








・・・

で、やって来たのは"喫茶どんぐり"。

なんでもここは、桂お嬢さまの行きつけのお店なのだとか。


中に入るや、歓迎してくださるゲイのマスター・加賀北斗さん。

彼(彼女)は、桂お嬢さまの申し出に応じ、快く厨房とそこにある材料を提供してくださるのでした。


礼を言うハヤテくん。


桂お嬢さま、「ハヤテ君のためじゃないわよ！」



バラの似合う女。



「その人が悲しむのを、私は見たくないのよ。」


そう言って、美しく去ってゆかれるのでございました。









・・・

さて、待ち合わせまで残り２時間。

厨房も材料もあることだし、あとはカンタン、時間いっぱいまで真心込めてクッキーをつくるのみ。


しかし、そうは問屋が卸しません。

メニューにないのにナポリタンを頼んだりとか、スシを頼んだりとか、カツ丼を頼んだりとか、ラーメンを頼んだりする客が続出。

当然マスター、作れない。

なので厨房借りてる手前もあるし、ハヤテくんが作る羽目に。


さあこの危機的状況、如何にしてスケコマシハヤテくんは乗り切ったりとかするのか??

・・・次に続くらしいです。









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３６０度の方針転換　こいんさま
今回1コマしか出ていなかったわたくしたちの美しいマリアさんですが、そんな彼女に対する背徳の愛を、思う存分語りつくしてくださってます。

tanabeebanatの日記　tanabeebanatさま
ナギお嬢さまが一切出てきてくださっていないところに少々物足りなさを感じてくださってます。

星の海へ行こう！　戒斗さま
間違えてもらってしまったクッキーにとても喜んでおられたわたくしたちのマリアさんを見て、心を痛めてくださってます。

ＤＹＧ０アドベンチャー　ＤＹＧ０さま
マリアさんは二重人格だと考えてくださってます。







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