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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:主夫
車で十分ほどの実家に帰り、元気な両親の顔を一瞬
ですが、数週間ぶりに見て、野菜や甘いお菓子を たっぷりお持ち帰りでいただいて帰ってきました (^^;) 子供たち二人が帰宅してから、食事の前だったのですが 頂き物の一つのシュークリームを食べました。 がっつく子供に僕が聞きます。 「なあ、シュークリームには、牛乳を合わせたい? それとも ウーロン茶かあ?」 子供たちは、味覚教育をしようとする父を無視して 無言でがっついていました。繰り返し質問する僕に 息子は目で何もいらないと首を振り、娘は無視を 決め込んでいました(^^;) そういうガキは放っておいて、冷蔵庫の中から2本の ワインを出して、しばし大人の楽しみに勤しみました。 モスカート・ダスティ[2005]/ヴィッラ・ラナータ シュークリームのシューは、ほのかなロースト香があり 甘みがあって、これがマスカットの風味と実によく あいます。 シュー生地は、口の中の唾液などを吸い込みますから 口蓋が乾いて水分が必要になります。その時に、この モスカートの爽やかで軽快な液体を注ぎ込むと非常に 心地よいのです。 また、シュークリームのクリームは卵の風味が豊かで 食感はべったりしていますから、モスカートの、 弱いけれど確かに存在する微発泡が口の中を綺麗に してくれます。 あ、よく市販されている糊のようなクリームと 干からびた、またはしなしなになったサモシイ 生地のシューは、食べないようにしましょう(^^;) それなりにちゃんとしたシュークリームというレベル じゃないとワインにも失礼です。 (最近工業製品系のパンやお菓子は化学的な匂いが 激しく鼻をつくようになってきました。僕が敏感に なったのか、それとも化学系物質の含有量が多く なってきたのか・・・・恐ろしいですね) 食事前のあわただしい時間帯でしたが おおお~~~極楽極楽~~ うえ~~めっちゃ美味い!! と涙を流さんばかりに喜んでいる僕を見て、二人の 子供がキョトンとしておりました(^^;) 2本目のワインはコレです。 ラ・カップッチーナ アルツィモ・パッシート・デル・ヴェネト [2004] 500ml 白甘 これは、北イタリアヴェネト地方の陰干しした葡萄で作る 濃厚なデザートワインです。 スタンダードものには「レチョート・ディ・ソアーヴェ」 というイタリアワイン法で最高峰のDOCGが存在しますが そのワイン法を省みずに独自の製法で独自のワインを 表現するというポリシーで持って生産される、おそらく スタンダード「レチョート」よりも優れたワインだと 思います。 アーモンドやドライイチジク、レーズンやバニラなどの 香りがとろとろの液体の中に溶け出しています(^^;) これは、シュークリームの上から、ハチミツを流し込む ような感覚ですな。 余韻のロースト香と果実香のなんと艶かしいこと! ややシュークリームの力を凌駕して、行き過ぎた 力量を発揮してしまいますが、寒くなってきた冬に このワインと合わせられるデザートは数多いでしょうね。 モスカートはピシッと冷やしていただくワインですから シュークリームとの相性はやはり春か秋でしょう。 夏場はシュークリームが腐りやすいから要注意です (^^;) (因みに、僕の住んでいる近江八幡を本拠地にする クラブ・ハリエのシュークリームは真夏は生産され ません) チョコレート系のケーキ、あるいは、ジャム等で つくる焼きがしには断然トロトロ系のレチョートで しょう!! この2つのタイプで、デザートの時間が至宝の 時間になる。 モスカートとアルツィモ、そしてシュークリームの 幸福感のお陰で、その後寝るまで、ダラダラする ことなく、充実した時間を過ごせたことは言うまで もありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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