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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:ピエモンテ州のワイン
アンジェロ・ガイアがそのクリュ(単一畑)のワインを
バルバレスコDOCGからランゲDOCに格下げした ことで、「ランゲ」という名前に箔がつくようになった のではないかと思います。 もう15年ほど前のことですね。
ランゲ地方とは、バローロ、バルバレスコ、あるいは ○○○・ダルバと呼ばれるワイン達の里であり、要するに イタリア二大産地の一角であるピエモンテの中で最高の ワインを産するゾーンの総称なわけですが、その頂点の ワインを飲まずとも、ベース的なワインでも十分に ワインの霊感に触れられる瞬間がある、「ランゲ」という 言葉だけで、ワインの持つ厳格でかつ艶めかしい世界を イメージできる、そんな所だと思っています。 そんなランゲの世界で欠かすことが出来ないのが、葡萄 品種ネッビオーロの存在ですね。 酸とタンニンの総合力なら、世界の葡萄品種の中でも トップクラス。というか、世界中の葡萄を知っているわけ ではないので(^^;)、いわゆるフランス系の葡萄との 比較になりますけど。 ということは・・・なんだ、酸っぱくて渋いということ? と思われるかもしれませんが、その通りです(^^;) 酸っぱくて渋い・・・この特徴は表面的、一面的には 負でありネガティブな一面なわけですが、これを畑の仕事 そしてワイナリーでの醸造、つまり発酵と熟成の過程で 人間の技が加わることによって、ポジティブな一面に 逆転させる・・・これがワイン造りの面白さでもあり その負のポテンシャルが強ければ強いほど、ひっくり返った 時の素晴らしさも感じられるんですよね。 ということで、「ネッビオーロってどんだけ酸っぱくて 渋いねん?」と興味を持った人なら、この価格でネッビ オーロのポテンシャルが分かっていただける素敵なワインを ご紹介しましょう。
その特徴である、スミレ系の花の香り、チェリー系の香り、 アルコールの高さを感じさせるセメダイン系の香りは、 グラスに注いでから少し時間をおいて現れると思います。 そして口に含んだ時の「スッパー」「シッブー」の感覚を 楽しんでください。 これが楽しめるあなたの人生は非常に危険になります。 大変なリスクを背負うことになるでしょう。 つまり、あなたの懐具合の心配をしています(^^;) ともあれ、ハイリスク、ハイリターン・・・のリスクを少し でも回避するためにも、このワインにまず立ち寄ってから というのは良策だと思います(^^) 他にバルベーラ・ダスティの魅力 ![]() ピノ・ネーロ(ノワール)の魅力 ![]() も、ありますが、ワインの質的には、このネイラーノ社の ワインとしては、ネッビオーロが優れていると思いました。 個人的な好みも多少入りますが(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/16 10:04:44 AM
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