テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:リスク管理
小生の師匠筋にご紹介頂いたDr.Tharpeの本を今熟読している。
この本はかなり衝撃的な内容である。中でも驚いたのは「仕掛けよりもポジションサイジングの方が重要である」という点。 以前なら「そんなバカな」と、聞き流してしまったかも知れないが、何度も痛い目を味わった今では「なるほど!」と非常に納得の行く内容であった。 結局、相場で最後に笑う勝者とはリスクを管理して「生き残った者」なのだ。短期的にいくら羽振りが良くても、途中で死んで(破産)しまったら負け。そして、無理を続ける限りそのような「悪夢」は必ずやってくる。 魔法のような手法なんてない。あったとしたらそれは宝くじのような運頼みのもの。継続的に儲かるようなシロモノではない。過去の実績なんてどこまでアテになるのか。当たり券が出た売り場に行列するような愚かな行いでしかない。 一見地味でも、リスク管理しながら慎重に投資金額をコントロールし、勝率(或いは期待値)が少しでもプラスの取引を繰り返し、繰り返し、繰り返し・・・・・・・・・・・長い時間をかけて慎重にひたすら積み上げてゆく。それが唯一の勝利への道(聖杯?)なのだ! 小生のような勝率55%程度の(しょぼい)システムだと、年に1度は6連敗、そして数年に一度は10連敗も必ず起きる。そう「必ず」起きるのだ! その時、死んでしまってはおしまいだ。死なないまでも、もし50%のドローダウンを食らったら回復には100%、そして90%のドローダウンなら何と900%(!)が必要になる。これではもう死んだも同然。どう考えても死ぬ前に手を打つべきだ。 とにかく生き延びさえすれば再び「少しずつ、少しずつ、少しずつ・・・・・・・・・」利益を積み上げてゆくことが出来る。だから、リスク率はせいぜい2~3%に抑える必要がある。(※プロの場合2%超は「狂気の沙汰」だと) ようやく(今更ながら)、こういうアタリマエのことが理解できた。こう考えると、今の運用手法にはかなり「問題あり」。早急に再検討を進める。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
w銀次郎さん こんばんは
そのとおりですね。本を読み返したときに受ける印象が、自分の状況によって、いつも違いますからね。良書は、いつ見ても新たな発見があるものです。 (2006年01月10日 03時53分22秒)
すばらしい内容です、、本当に相場を取引を知っている人の意見だと思いました、、
これから、遊びに来させてもらいます^^ (2006年01月14日 23時50分59秒) |
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