カテゴリ:社会風俗
クロニクル こどもの国開園
1965(昭和40)年5月5日 52年前の今日、横浜市青葉区の小田急線鶴川駅の近くに、国営の「こどもの国」が開園しました。近くにはTBSの緑山スタジオがあります。我が家周辺から歩いて行くと、子ども連れでも1時間半はかかりません。こどものための施設なので、あえてこどもの日を開園日に選んだのでしょうね。 敷地は、旧日本陸軍最大の弾薬製造貯蔵施設だったところで、戦後米軍が接収し、田奈弾薬庫として使っていたのですが、1958年に返還されました。翌59年の皇太子ご成婚を記念して、国立のこどものための施設を建設する計画が持ち上がり、米軍から返還された田奈弾薬庫の跡地が候補とされ、6年後の1965年に開園となりました。 こどもの国のコンセプトは、一般の遊園地とは違って、アトラクションはほとんどおかず、自然や動物と触れ合うなかで、こどもを遊ばせたり、学ばせたりすることを狙いとしていました。その後、全国に自治体による同名の施設ができましたが、それぞれ役人の天下り先となったため、魅力的なコンセプトが十分には作れずなかったようです。元祖こどもの国のコンセプトは、自然が少なくなった都会の子には新鮮でも、自然豊かな地域の子には、魅力的なコンセプトにはなりえなかったのです。そんなことにも思い至らなかった地方官僚たち、あまりにお粗末でした。 ところで施設は、特殊法人「こどもの国」協会が運営と維持・管理に当たっていましたが。81(昭和56)年に民営化され、それ以後は、社会福祉法人に衣替えした「こどもの国」協会が、運営・維持・管理に当たっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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