カテゴリ:社会風俗
クロニクル 大阪万博閉幕
1970(昭和45)年9月13日 48年前の今日、この年3月14日に開幕した大阪万博が、183日の会期を終え、閉幕しました。 元経団連会長の石坂泰三氏が会長を務めた、日本万国博覧会協会が目標とした総入場者数は、3000万人でしたから、1日平均で約17万人が必要でした。ところが開幕当初の出足は悪く、開幕3日目の3月16日には、163,857人の入場者しかなく、開幕直後にこれではと、関係者は大いに心配したそうです。 ところが、この心配は杞憂に終わり、3月16日の入場者数は、会期全体を通じての最低入場者記録として残り、以後春休み、5月連休、夏休みと入場者数は漸増を続け、最高入場者数を記録したのは、会期も終幕に近い9月5日の835,832人でした。結局入場者数の合計は、64,218,770人となり、目標の2倍を超えたのです。この入場者数の記録は、2010年の上海万博に更新されるまで、40年間にわたって歴代最高であり続けました。 入場券の売り上げ350億円、食堂や売店の売り上げは405億円を記録しました。一番人気のパビリオンは、アポロ11号が持ち帰った「月の石」を展示したアメリカ館でした。 万博会場に敷設された「動く歩道」は、その後各地で使われるようになり、缶コーヒーもまた、万博会場で販売されたものが評判を呼び、その後ヒット商品になったことが知られています。 ファミレスが各地に誕生する契機となったのも、大阪万博だったですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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